肩の手術を受けたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(30)に韓国メディアも注目している。
本サイト提携メディア『OSEN』は11月6日、「誰がただ乗りと言ったのか。ドジャース優勝と“引き換え”となった大谷の肩…結局手術、来年の準備は異常なし」と題し、大谷に言及した。
ドジャースは同日、大谷が亜脱臼した左肩の関節唇損傷を修復するため、ニール・エラトロッシュ医師の執刀で関節鏡視下手術を受け、成功したことを発表した。球団は大谷が来年2月の春季キャンプに合わせて復帰できると予想しており、来季の出場にも大きな問題はないようだ。
大谷は去る10月27日、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で盗塁を試みた際、左肩を負傷した。右足からスライディングで二塁に滑り込んだが、左手を地面に付ける過程で過程で肩に衝撃が走った。
結局、盗塁失敗に終わった大谷は左肩付近を抑えて悶絶する様子を見せ、トレーナーに支えられながら交代した。
試合後に左肩の亜脱臼が明らかになり、以降のワールドシリーズ出場が不安視されたが、大谷は“闘魂”を発揮。たった1日のみ休息を取った後、敵地での第3戦に「1番・指名打者」として通常通りし、優勝を決めた第5戦も出場した。
ただ、肩の負傷の影響もあり、大谷は第3戦で3打数無安打1四球、第4~5戦は2試合連続で4打数無安打と沈黙した。ワールドシリーズ5試合で通算打率0.105(19打数2安打)、本塁打ゼロ、打点ゼロ、2四球、5三振、OPS(出塁率+長打率)0385と振るわなかったが、フレディ・フリーマン(35)、ムーキー・ベッツ(32)らチームメイトの活躍に助けられた。
ドジャースはヤンキースを4勝1敗で下し、4年ぶり8度目のワールドシリーズ優勝を達成。大谷もMLB進出7年目、ドジャース移籍初年度にしてチャンピオンリングを手にした。
昨年12月、10年総額7億ドル(日本円=約1015億円)でドジャースと契約した大谷は、今季レギュラーシーズンで159試合に出場し、打率0.310(636打数197安打)、54本塁打、130打点、134得点、81四球、162三振、59盗塁、出塁率0.390、長打率0.646、OPS 1.036と大活躍を見せた。史上初の「50-50」の大記録も打ち立て、“指名打者専門”として初のMVP受賞も確実視されている。
ポストシーズンでは16試合で打率0.230(61打数14安打)、3本塁打、10打点、OPS 0.767だったが、サンディエゴ・パドレスとの地区シリーズ第1戦で同点の3ラン本塁打、優勝決定シリーズ第3~4戦で連続本塁打を放ち、ドジャースのワールドシリーズ進出に大きく貢献した。
前へ
次へ