夏の甲子園で初優勝した京都国際高校に、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領から祝福のメッセージが届いた。
尹大統領は8月23日、自身のSNSで「東海(トンヘパダ)を渡りし大和の地は 偉大な祖先 古の夢の場所」と京都国際校歌の冒頭を書き出し、同校の優勝を祝福した。
また、「京都国際高校の韓国語の校歌が、甲子園決勝の球場に勢いよく響き渡りました。京都国際高校の甲子園優勝を心から祝福いたします」とし、「劣悪な環境で成し遂げた奇跡のような快挙は、在日同胞たちに誇りと勇気をもたらしました」と選手を称えた。
そして、「野球を通じて、韓日両国がもっと親しくなれれば良いなと思います」と、自身の思いも明らかにしていた。
京都国際は同日行われた第106回全国高校野球選手権大会の決勝で、東東京代表の関東第一高校に延長10回タイブレークの末2-1で勝利。京都勢では1956年の平安高校(現・龍谷大平安高校)以来、68年ぶり5度目の優勝を果たした。
なお、同校は在日韓国人が通う「京都韓国学園」を前身とし、2004年に学校教育法第1条の認可を受け、現在の「京都国際中学・高校」となった。現在は日本人学生が主に通っている。
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