5月21日、味の素スタジアムで明治安田生命J1リーグ第14節のFC東京対柏レイソルが行われ、0-0の引き分けに終わった。
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この試合では前節まで全13試合に出場していた韓国代表GKキム・スンギュ(31)が、「このゲームに向けて準備はしていたが、コンディション不良ということで帯同しなかった」(ネルシーニョ監督)としてベンチ外に。代わりに、GK佐々木雅士(20)が今季リーグ戦初出場となった。
試合は前後半通じて両チームが決定機を作るも、クロスバー直撃など決めきることができない場面が目立った。後半終了間際には、柏がコーナーキックからFW森海渡(20)のヘディングシュートでゴールネットを揺らすも、VARの結果味方のハンドが確認され、得点は取り消された。
結局、スコアレスドローで試合終了となり、FC東京は直近3連敗から脱出も4戦未勝利、柏は直近3戦未勝利となった。
今季開幕からのリーグ戦連続出場が途絶え、コンディション面が懸念されるキム・スンギュだが、韓国代表は23日に、6月の国際Aマッチを戦うメンバーの発表を予定している。
韓国代表は2日にソウルワールドカップ競技場でブラジル代表、6日に大田(テジョン)ワールドカップ競技場でチリ代表、10日に水原(スウォン)ワールドカップ競技場でパラグアイ代表との対戦が確定しており、14日にも国際親善試合の開催を予定している。
もっとも、韓国代表はキャプテンでエースのFWソン・フンミン(29、トッテナム)がプレミアリーグ得点王争いに絡む活躍を見せる一方、DFキム・ミンジェ(25、フェネルバフチェ)、MFイ・ジェソン(29、マインツ)ら一部の主力選手が負傷で6月の国際Aマッチ欠場を確定しており、最精鋭のメンバーを組めない状況にある。
そこでキム・スンギュもメンバーを外れることになれば、韓国代表としては正守護神の不在は痛手となるだろう。まずはキム・スンギュが23日のメンバー発表で名を連ねるのか、また、代表ウィークまでのリーグ戦残り2試合での復帰はあるのかに注目したい。
(文=姜 亨起)
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