銃を構える姿が“カッコ良すぎる”としてパリ五輪でスターとなった韓国射撃女子選手キム・イェジ(31)が、記者会見中に突如倒れ病院へと搬送された。
キム・イェジは8月9日午前、全羅北道(チョルラブクト)任実郡(イムシルグン)の全北特別自治道総合射撃場で行われた記者会見の途中、突如痙攣して倒れた。
任実郡は直ちに119番通報をした。キム・イェジは10分後に現場で回復したが、全州(チョンジュ)の大型病院へと搬送された。
キム・イェジが所属する任実郡射撃チームのクァク・ミンス監督は、「(キム・)イェジがこうなったのは初めてだ。持病はない」とし、「7月中旬からずっとスケジュールが続いて疲労が溜まり、報道陣が多く来て緊張したようだ」と伝えた。
任実郡は疲労蓄積によってキム・イェジが倒れたと見て、今後の推移を見守る予定だ。なお、同日の会見は中止となった。
キム・イェジは1992年9月4日生まれの31歳で、家族に夫と6歳の娘がいる。
今回行われたパリ五輪では、射撃女子10mエアピストルで銀メダルを獲得した。すると、銃を構えた際の表情やポーズが“カッコ良すぎる”とし、全世界で注目されるスターに浮上。特に、テスラ創業者で知られるアメリカの実業家イーロン・マスク氏も「彼女(キム・イェジ)はアクション映画に起用されるべきだ。演技は必要ない!」と絶賛した。インスタグラムのフォロワー数は元々100人程度だったが、現在は約9万7000人にまで増加している。
ちなみに、キム・イェジ本人は今月4日にパリ現地で行われた記者会見で、「私はスポーツ選手です。自分が映画に出演するという考えはまだしたことがない。頑張ります」と、アクション映画への出演オファーを丁寧に“拒否”していた。
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