現役時代に水戸ホーリーホック、鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田などでプレーしたパク・チュホ(37)が、「2024 Kリーグ生命分かち合いキャンペーン」の広報大使に委嘱された。
委嘱式は5月30日にサッカー会館で行われ、韓国プロサッカー連盟(以下、連盟)のチョ・ヨンサン事務総長とパク・チュホが参加した。
「Kリーグ生命分かち合いキャンペーン」とはKリーグの代表的な社会貢献活動で、連盟と保健福祉部・国立臓器組織血液管理院、韓国臓器組織寄贈院がともにし、サッカーを通じて社会の臓器・組織の移植・提供に対する肯定的な認識を伝播するキャンペーンだ。
連盟は2016年に「希望の種、生命分かち合いキャンペーン」という名前で臓器提供キャンペーンを初めて実施し、2019年から「生命分かち合いキャンペーン」として再開した後、毎年活動を続けている。
パク・チュホは現役時代、2019年に蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ/現・蔚山HD FC)所属で選手対象の生命分かち合い教育を聞き、臓器提供誓約に参加した経緯があり、これを契機に今回の広報大使活動の提案を快く受諾した。
このため、パク・チュホは今シーズン、Kリーグ各クラブを回り、「生命分かち合い教育」を行う予定だ。
パク・チュホは「2024 Kリーグ生命分かち合いキャンペーン」広報大使就任に際し、以下のようにコメントしている。
「2019年に蔚山の選手だった時、生命分かち合い教育を聞いて臓器提供誓約をした。当時、外国籍選手まで含め、選手全員が臓器提供誓約に参加したのは蔚山が唯一だと聞いており、自負心を感じた記憶がある。だからこそ今回、連盟が生命分かち合いキャンペーン広報大使という良い提案をいただいたことに感謝している。Kリーグで多くの愛を受けた選手として責任感を持って、Kリーグの選手とファンに臓器・組織提供の必要性を知らせ、参加する文化を伝えるために最善を尽くす」
なお、連盟はこれまで生命分かち合いキャンペーンを通じて、連盟及びクラブ役職員、選手、指導者などKリーグ構成員を対象とした教育、臓器提供誓約などを始め、△生命分かち合いユニフォーム及びマフラー着用、△グリーンライトキャンペーン、△シューティングチャレンジコンテンツなど各種オン・オフライン活動を多様に進めてきた。
特に2019年には、Kリーグ1・2全クラブ選手を対象とした巡回教育、Kリーグ1全スタジアム訪問キャンペーン及び観客を対象とした提供希望登録受付など、積極的な活動を展開し、保健福祉部長官表彰を受けている。
今年も連盟は、△Kリーグ選手対象の巡回教育、△Kリーグ各スタジアム内の生命分かち合い広報ブース設置、△Kリーグファン対象の臓器提供誓約督励などを通じて、生命分かち合いを積極的に知らせる予定だ。
(文=ピッチコミュニケーションズ)
前へ
次へ