6月のW杯予選を戦う韓国代表の“暫定コーチ陣”は、大半が元Jリーガーで構成される。
韓国サッカー協会(KFA)は5月21日、キム・ドフン(金度勲)暫定監督体制の韓国代表のコーチ陣を発表した。
来る6月の北中米W杯アジア2次予選で、6日にアウェイでシンガポール代表、11日にホームで中国代表と対戦する韓国代表。
アジアカップ後にユルゲン・クリンスマン前監督を解任以降、3月のW杯予選は当時U-23代表監督だったファン・ソンホン氏の暫定体制で戦っていた。
そして、今回も5月までに正監督を招へいできず、現役時代にヴィッセル神戸で活躍したキム・ドフン氏を暫定監督に据え、2試合限りの臨時体制で再びW杯予選を戦うことになった。
今回発表されたコーチ陣では、元柏レイソルのパク・ゴナ(朴建夏)氏がアシスタントコーチ、元神戸、横浜FC、ザスパ草津(現・ザスパ群馬)のチェ・ソンヨン氏がコーチとして合流。
そのほか、チョ・ヨンヒョン氏もコーチとして合流し、ヤン・ヨンミンGKコーチ、イ・ジェホン・フィジカルコーチ、チョン・ヒョンギュ・フィジカルコーチもともにする。
現役時代、2000年3~5月の短期間のみ柏に在籍した経歴を持つパク・ゴナ氏は、2012年ロンドン五輪でホン・ミョンボ監督(現・蔚山HD FC監督)率いるU-23韓国代表でコーチを務め、韓国サッカー史上初の銅メダル獲得に貢献したことがある。
その後はA代表コーチとして2014年ブラジルW杯、2015年アジアカップなどを経験。クラブでも中国の大連一方(現・大連人職業)や上海申花でヘッドコーチを務め、直近では2020~2022年に水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスの監督を務めた。
以降、近年はKリーグを主管する韓国プロサッカー連盟のTSG(技術研究グループ)委員として活動し、今年はKリーグ2(2部)の解説者を務めていた。
現役時代にJ1通算51試合出場、J2通算70試合出場の実績を持ち、韓国代表として1998年フランスW杯と2002年日韓W杯のメンバーにも選ばれたチェ・ソンヨン氏は、草津でプレーした2010年を最後に現役引退後、2011年より江原(カンウォン)FCの2軍コーチに就任し、指導者生活をスタート。
その後は大連一方、上海申花でのコーチを経て、2022年に水原三星のアシスタントコーチに就任。2023年シーズン途中には監督代行を務めた。
チョ・ヨンヒョン氏は2010年南アフリカW杯で主力DFとして活躍し、2011年アジアカップのメンバーにも選出。現在はKFAのユース専任指導者として活動しており、今年3月のファン・ソンホン暫定監督体制時にはコーチを務めた。
ヤン・ヨンミンGKコーチは、現役時代に城南一和(ソンナム・イルファ/現・城南FC)で主に選手生活を過ごし、現在はKFAのGK専任指導者として活動。イ・ジェホン氏、チョン・ヒョンギュ氏のフィジカルコーチ2人もKFA所属で、3月のファン・ソンホン暫定監督体制でもコーチ陣に合流していた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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