韓国Kリーグ1(1部)の蔚山(ウルサン)HD FCは1月23日、元韓国代表MFキム・ミヌ(33)を獲得したことを発表した。
1990年2月25日生まれのキム・ミヌは、2010年に当時J2リーグのサガン鳥栖でプロデビュー。ルーキーイヤーから背番号10番を背負い、翌2011年にはクラブのJ1リーグ初昇格に貢献すると、J1初年度の2012年以降も主力として活躍を続けた。
その後、兵役のため惜しまれつつも2016年限りで鳥栖を退団。鳥栖ではJ1通算161試合20ゴール、J2通算52試合11ゴールを記録した。
2017年より水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスに移籍すると、翌2018年に兵役のため軍隊チームの尚州尚武(サンジュ・サンム/現・金泉尚武)に入隊。2019年9月で除隊し、水原三星に復帰して2021年まで活躍した。韓国での通算成績はKリーグ1(1部)152試合21ゴール。
そして、最近では2022年から中国スーパーリーグの成都蓉城に在籍。2023年までプレーしてリーグ通算58試合10得点を記録した。
なお、代表では2009年U-20W杯、2010年広州アジア大会、2015年アジアカップ、2018年ロシアW杯と、世代別代表からA代表まで国際大会を豊富に経験。
特に今回、U-20W杯時代にU-20韓国代表を務めたホン・ミョンボ監督の下で再び指導を受けることもあり、“師弟の再会”にも注目が集まっている。
キム・ミヌは蔚山加入に際し、「息を合わせたことのある選手が多いだけに、色んなことを聞いてともにプレーしながら、チームに早く適応したい。チームとファンの期待に応えたい」と意気込みを伝えた。
なお、蔚山はキム・ミヌのほか、今季新加入選手として元サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ、清水エスパルス、鳥栖のDFファン・ソッコ(34)がチームに加わっている。
ほか、既存の選手では元ザスパクサツ群馬、大宮アルディージャ、柏レイソル、浦和レッズの元日本代表MF(31)、元アルビレックス新潟のDFイ・ミョンジェ(30)、元鳥栖、鹿島のDFチョン・スンヒョン(29)、元FC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン(33、蔚山HD FC)といったJリーグ経験者がプレーしている。
現在、鹿児島で2次キャンプを実施中の蔚山は、23日にツエーゲン金沢とヴェルスパ大分、30日に湘南ベルマーレ、2月1日に福岡大学、3日にロアッソ熊本と練習試合を行う予定だ。
また、ヴァンフォーレ甲府とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦も控えており、2月15日にホームの蔚山文殊サッカー競技場で第1戦、21日にアウェイの国立競技場で第2戦を戦う予定だ。
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