大谷翔平も戦う韓国ドーム球場が「メジャー仕様」へ 来年3月開幕戦へMLB機構の協力で大幅工事中【独自】

韓国・ソウルの高尺(コチョク)スカイドームが、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(29)、サンディエゴ・パドレスのキム・ハソン(28)やダルビッシュ有(37)らを迎えるために“変身中”だ。

【写真】大谷翔平を生観戦した韓国の長身美女

大谷は12月10日(日本時間)、自身のインスタグラムを通じてドジャースと契約したことを発表した。

10年7億ドル規模の超大型契約を結んだ大谷は、来年3月に高尺スカイドームで史上初めて開催される米メジャーリーグの開幕戦に出場する可能性が高い。

MLB開幕戦は来年3月20~21日の2日間にかけて行われる予定だ。大谷、キム・ハソン、ダルビッシュの日韓メジャーリーガーが韓国で一堂に集うことになる。

大谷翔平
(写真提供=ZUMA Press/アフロ)大谷翔平

キム・ハソンは最近、本紙『スポーツソウル』の取材に対し「韓国国内のファンの期待が大きいだけに、負担にもなる。ただ、ソウルで開催される初の開幕戦なだけに、MLB球団はもちろんメジャーリーガーたちも期待が大きい」と語った。

高尺スカイドームが「MLB仕様」に

本紙の取材を総合すると、高尺スカイドームはMLB機構と協力し、開幕戦に相応しい球場へと変化を遂げようとしている。MLBの基準を満たす人工芝に張り替えるなど、大々的な工事を進めている。

高尺スカイドームの管理を担うソウル施設公団は、「MLBの選手たちがプレーするレギュラーシーズンの開幕戦であるだけに、MLBの球場と類似した環境を作るため、MLB機構と積極的な疎通を通じて工事を進めている」と明らかにした。

高尺スカイドーム
MLB開幕戦のため張り替えられる高尺スカイドームの人工芝

実際、工事設計の段階からMLB機構が関与しているという。

試合が開催される場所が韓国なだけであり、レギュラーシーズンであることに変わりはないため、現地の環境と最大限類似しなければならないというのがMLB機構の要求事項だった。特に、グラウンドの状態にはMLB機構が強い関心を持っている。

高尺スカイドームの工事を管理するソウル施設公団の関係者は、本紙の電話取材に対し「MLB機構の関心事の大部分は、高尺スカイドームのグラウンドである人工芝だ」とし、「グラウンドの“衝撃吸収率(G-max)”と、グラウンドがどれだけ平らなのかの尺度である”平滑度”に最も関心が高かった。これをアメリカの人工芝の基準に合わせてほしいと要請があった」と述べた。

7カ月以上の協議を経て、韓国プロ野球KBOリーグのシーズンが終わると本格的な工事に突入した。

ソウル施設公団の関係者は「MLB機構の幹部が高尺スカイドームを実際に訪問し、5日ほど一緒に工事の方向性について議論した」と付け加えた。

MLB開幕戦関連会議
(写真=ソウル施設公団)MLB開幕戦について議論するKBO、キウム・ヒーローズ、MLB機構、ソウル施設公団の関係者

高尺スカイドームでMLB球団が行う試合は計6試合だ。オープン戦の意味合いを持つ強化試合4試合と、開幕戦の2連戦を戦う。

MLB機構もソウル施設公団も、最上のグラウンド環境を提供し、“超高額”の年俸を受け取る選手たちが最上のプレーを繰り広げられるよう死活をかけている。

韓国野球委員会(KBO)の関係者は、「MLB機構から“強化試合を組んでほしい”との要請があった。KBOリーグの球団と試合をするか、それとも代表チームを自主的に構成して行うか、内部で議論をしている」と明らかにした。

強化試合とはいえ、入場料を取って開催するだけに、最大限多くのファンが楽しめるよう、対戦相手を選定することに焦点を合わせている。

高尺スカイドーム
高尺スカイドーム

そもそも、高尺スカイドームが芝の工事を断行するのはすでに計画されていたことだ。

関係者は「高尺スカイドームの人工芝も老朽化した。芝が老朽化するとボールの転がるスピードが速くなる。日本は4年、6年、8年の周期で人工芝を交換するが、高尺スカイドームも変えなければならないときが来た。今年5月、予算事業に芝張替えの件も載せたが、MLB開幕戦が確定したことで現地事務局と協力した」と説明した。

芝生だけでなく、ロッカールームもMLBスタイルに変身中だ。

2カ所に分離されたビジターチームのロッカールームを一つにまとめ、施設を拡張することが主な骨子だ。

ソウル施設公団の関係者は「ビジターチームのロッカールーム2室を統合したため、動線を配分することが最も難しかった。機能的な要素が最優先だが、デザイン自体はMLBの球場のロッカールームの設計を参照した」と明かした。

高尺スカイドーム
現在の高尺スカイドームのビジターチームのロッカールーム

照明塔の照度や輝度地、ベースサイズなどもMLBの基準に合わせる。すでにMLB機構から送られてきたベースはソウル施設公団が保管中だ。

韓国国内で初めて開催されるMLB開幕戦は、日米韓の報道陣と野球ファンの注目を一身に集めるだろう。

世界の人々の注目を集める大型イベントマッチのため、MLB機構とソウル市が万全の準備を進めている。工事期間は来年3月までだ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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