仁川(インチョン)ユナイテッドが2023年シーズンのホーム最終戦で宿命の“日韓戦”を繰り広げる。
仁川は来る11月28日、ホームの仁川サッカー専用競技場で横浜F・マリノスとのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第5節を戦う。
仁川の今季ホーム最終戦の相手は、現在3勝1敗でグループG首位を走る横浜FMだ。
明日は仁川にとって“ラストチャンス”となる試合だ。現在2勝2敗でグループ3位の仁川は、横浜FM相手に勝利を収めてこそ、決勝トーナメント進出の希望をつなぐことができる。
同組2位の山東泰山も3勝1敗を記録しているため、仁川としては横浜FMとのホームゲームで勝利し、2位を狙わなければならない。ACL東地区グループステージでは、グループF~J各組1位のほか2位の成績上位3チームが決勝トーナメントに進む。
仁川は去る9月19日、アウェイの横浜国際総合競技場で行われた横浜FMとの第1節で4-2と勝利した。
当時は相手のオウンゴールで先制した後、FWジェルソ(32)が1ゴール、途中出場のFWエルナンデス(24)が2ゴールを記録し、初出場のACL初戦で記念すべき初勝利を得た。
2カ月ぶりに横浜FMと再戦する仁川だが、現状は主力の負傷者続出に悩まされている。
仁川は在籍する外国籍選手5人中、エルナンデスを除いたジェルソ、FWステファン・ムゴシャ(31)、ポール=ジョゼ・ムポク(31)、DFハリソン・デルブリッジ(31)の4人のコンディションが良くない。
ムゴシャとジェルソは膝、ムポクはふくらはぎを痛めている。デルブリッジは右大腿内転筋の負傷による今季絶望が10月下旬に正式発表されている。
また、MFシン・ジンホ(35)も右足首負傷で今季絶望。ほかにも、MFイ・ミョンジュ(33)が左膝内側側副靭帯の部分断裂、MFムン・ジファン(29)がスポーツヘルニア手術の影響により、横浜FM戦出場が不透明となっている。
そのため、ホームでの横浜FM戦では直近の国内リーグ戦で活躍中のFWパク・スンホ(20)、MFパク・ヒョンビン(20)、DFチェ・ウジン(19)、FWホン・シフ(22)など22歳以下の選手を前面に出し、“ACL日韓戦”勝利を目指す。
仁川は去る24日、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)とのKリーグ1第37節でパク・スンホ、ホン・シフらのゴールにより3-1の勝利を収めていた。
なお、仁川は2023年シーズンのホーム最終戦を記念し、仁川出身で長年の仁川ファンであるヒップホップグループRhythm power(リズムパワー)がゲストとして横浜FM戦に登場する。
Rhythm powerは同日、ハーフタイムに公演を披露する。仁川は今年3月、Rhythm powerとコラボしてクラブ創設20周年を記念した楽曲『Colors of victory』をリリースした経緯がある。
また、仁川サッカー専用競技場を訪問するファンのためにゲートでカイロを提供する予定であり、平日の夕方に小腹が空いたファンのために北側広場とS席ゲート付近でフードトラックも準備した。
仁川対横浜FMと関連して気になる点がある場合は、仁川の公式ホームページのチャネルトークチャットを通じて問い合わせることができる。
(記事提供=OSEN)
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