U-24韓国代表MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)が、日本を破っての優勝、金メダル獲得に意欲を燃やした。
イ・ガンインは10月4日に行われた杭州アジア大会・男子サッカーの準決勝ウズベキスタン戦で先発出場し、後半14分にFWソン・ミンギュ(24、全北現代モータース)と交代するまでプレーした。試合は2-1で韓国が勝利した。
代表合流前、所属するPSGで左太ももを負傷していたイ・ガンインは、決して万全ではないコンディションだった。
それでもチーム内で唯一、欧州ビッグクラブでプレーする選手として韓国の攻撃をけん引し、雰囲気を盛り上げた。
1位通過が確定後のグループ最終節バーレーン戦で大会初出場、先発で35分間プレーしたイ・ガンインは、決勝トーナメント1回戦のキルギス戦で60分間、準々決勝の中国戦で後半途中から30分間プレーするなど、少しずつ試合感覚を高めてきた。
韓国を率いるファン・ソンホン監督は、“事実上の決勝戦”とされたウズベキスタン戦でイ・ガンインを再び先発起用した。
イ・ガンインは2列目でプレーメイカーの役割をこなしたが、以前よりもコンディションが上がっているように見えた。
ウズベキスタンの選手たちは激しい守備を仕掛けてきたが、持ち味のテクニックとパス能力でプレスを交わし、チャンスを演出する場面が何度も見られた。ただ、指揮官はまだ完璧ではないイ・ガンインの試合体力を考慮し、後半途中に交代させた。
試合後、ミックスゾーンで取材に応じたイ・ガンインは「今すぐの自分のコンディションより、チームの勝利が最も重要だ」とし、自身のことよりもチームを優先に考えていると伝えた。
また、フル出場できなかったことについても「自分の選択ではない。監督の選択なのでまったく残念ではない」とし、「次の試合(日本との決勝)も何分プレーするとしても勝利し、優勝したい」と力を込めた。
日本を破って金メダルを獲得できれば、イ・ガンインは兵役特例の恩恵を受け、欧州のトップレベルでより大きい未来を描くことができる。
重大な勝負でイ・ガンインが一層よいコンディションを発揮し、韓国をアジア大会3連覇に導けるかどうかを見守りたい。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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