中国・杭州に向かう野球韓国代表の後輩たちに言いたいことがある。
国民からの関心や4連覇に対する負担は大きいだろうが、私が言いたいことは「悔いのない試合をして来い。楽しめとは言わない。結果に関係なく後悔ないプレーをして来い」ということだ。
“後悔なく”ということは、最善を尽くせという意味だ。最善を尽くしたのに敗北したら、それは実力にならない。最善を尽くしたのに負けたら相手が自分より強いと認めれば良い。そして、再び力を伸ばせばいい。
グラウンドで悔いのないスイング、悔いのない投球、悔いのない守備をしたにもかかわらず、望まない結果が出れば受け入れなければならない。
私が“後悔なく”を強調する理由は、後輩たちが試合以外の要因によって動揺するのではないかと心配だからだ。優勝という結果に対する執着、今回の代表チームは最弱という周りの言葉は選手に悪影響を及ぼす外的要因だ。
しかし、周りがどんなことを言っても、代表チームは韓国トップ選手たちの集合体だ。最弱ではなく、最高の選手たちだ。自分を信じなければならない。そのような自信が金メダルとして戻ってくる。
野球韓国代表はアジア大会3連覇を記録したアジア最強チームだ。先輩たちが実力で何度も証明した。今回出場する後輩たちも最善を尽くしてぶつければ、良い結果が出ると私は信じている。
もちろんプレッシャーは大きい。前回のWBC惨敗も思い浮かぶ。それでも杭州に向かう後輩たちは、結果に対する不安は無くしてほしい。何かやり遂げなければならないというプレッシャーを捨ててほしい。それより、持っているものをすべて注ぎ込むという覚悟が優先だ。
そして、出た結果を受け入れればいい。それがまさに、未来ある後輩たちが肝に銘じなければならない姿勢だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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