パリ・サンジェルマンのMFイ・ガンイン(22)が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を終えてすぐに中国へと向かっている。
韓国サッカー協会(KFA)は9月20日、イ・ガンインが翌21時13時45分に中国・杭州に到着する予定だと発表した。
杭州アジア大会に出場中のU-24韓国代表にとって、イ・ガンインは欠かすことのできない中心選手であり、絶対的なエースだ。ただ、今回は所属チームのスケジュールの影響で合流が遅れている。
イ・ガンインは20日(日本時間)、本拠地パルク・デ・プランスで行われたドルトムントとのCLグループF第1節で後半35分から出場。約10分間プレーし、チームは2-0で勝利した。
この日はイ・ガンインの復帰戦だった。去る8月20日のリーグ・アン第2節トゥールーズ戦で左太ももを負傷したイ・ガンインは、これまで治療とリハビリに専念していた。9月の代表ウィークでもA代表にも招集されず、ひたすら回復に努めていた。
そして、ドルトムント戦の途中出場を通じてプレーが可能であることを証明。杭州アジア大会の舞台でいよいよ本格的に復帰する見込みだ。
オーバーエイジ枠でU-24韓国代表に選出され、キャプテンを務めるMFペク・スンホ(26、全北現代モータース)は「全員が(イ・ガンインの合流を)期待している。ガンイン自身も早く合流することを望んでいるようだ。怪我をせず来てくれたら良いだろう」と期待を寄せた。
FWチョ・ヨンウク(24、金泉尚武)も、「ガンインがメールを送ってくれた。“ちょっとだけゆっくり向かっても良いか”という内容だったが、とんでもない話だ。早く来なければならない」とイ・ガンイン合流への嬉しさを表していた。
U-24韓国代表は、19日に行われたグループE第1節でクウェートに9-0の大勝を収めた。21日にはタイとの第2節が控えている。
このタイ戦を終えて、U-24韓国代表は初めて“完全体”になる。第2節の翌日、22日の練習からイ・ガンインも合流し、大会メンバー22人全員が集うことになる。
もっとも、イ・ガンインが24日の最終節バーレーン戦に出場できるかどうかは未知数だが、すでに大会がスタートして連携を合わせる時間も限られているだけに、多少短くても出場時間を与えられる余地はありそうだ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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