Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、8月4~6日に行われたKリーグ1(1部)第25節、5~8日に行われたKリーグ2(2部)のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第25節のMVPは、水原(スウォン)FCのFWイ・スンウ(25)だ。
バルセロナ下部組織出身でかつては“韓国のメッシ”とも呼ばれたイ・スンウは8月5日、水原ワールドカップ競技場で行われた水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスとの「水原ダービー」でゴールを決め、チームを2-0の勝利に導いた。
この日、イ・スンウは本職のサイドアタッカーではなく4-3-3の中盤でプレーしたが、創意的なパスと積極的なプレスなど、で後半40分に交代で下がるまで印象的な活躍を披露した。
特に前半アディショナルタイムには、元横浜F・マリノス、ガイナーレ鳥取のDFジョン・ドンホ(33)のアシストから右足で鋭いシュートを放ち、得点にも成功した。
水原FCは同日の勝利で8試合連続未勝利(2分6敗)の不振を断ち切り、ベストチームに選ばれた。
ベストマッチは8月4日、ソウルワールドカップ競技場で行われたFCソウル対浦項(ポハン)スティーラーズの試合だ。
同日の試合は、ソウルがFWキム・シンジン(22)のゴールで先制するも、直後に浦項がMFオーベルダン(28)の同点弾で追いつく。
以降、ソウルのセルビア人MFアレクサンドル・パロチェビッチ(29)が勝ち越し弾を決めたかと思えば、浦項のDFハ・チャンレ(28)が再同点となるゴールを決めるなど、乱打戦の末2-2の引き分けに終わった。
なお、ベストイレブンには元徳島ヴォルティス、京都サンガF.C.のGKオ・スンフン(35、大邱FC)なども選ばれた。
Kリーグ2第25節のMVPは、金泉尚武(キムチョン・サンム)のFWチョ・ヨンウク(24)だ。
チョ・ヨンウクは8月6日、金泉総合運動場で行われた城南(ソンナム)FC戦で先発フル出場。前半31分にPKで先制ゴールを決めると、後半10分と42分にはそれぞれ追加点をアシストした。チームは4-0で勝利し、チョ・ヨンウクは4ゴール中3ゴールに関与する大活躍を見せた。
チョ・ヨンウクの活躍で大勝に成功した金泉はベストチームに選ばれ、金泉対城南の試合はベストマッチに選ばれた。
なお、ベストイレブンには金泉から元アビスパ福岡のMFウォン・ドゥジェ(25)、元V・ファーレン長崎のDFイ・サンミン(25)なども選出された。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
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―Kリーグ1
FW:オム・ジソン(光州FC)、パク・ジェヨン(全北現代モータース)、ハン・ギョウォン(全北現代モータース)
MF:イ・スンウ(水原FC)、チョン・ホヨン(光州FC)、ユン・ビッカラム(水原FC)
DF:イ・ミンギ(光州FC)、ハ・チャンレ(浦項スティーラーズ)、ペトラーシェク(全北現代モータース)、ジョン・ドンホ(水原FC)
GK:オ・スンフン(大邱FC)
―Kリーグ2
FW:キム・チャン(釜山アイパーク)、チョ・ヨンウク(金泉尚武)、ウォン・ギジョン(慶南FC)
MF:ルイス・ミナ(金浦FC)、ウォン・ドゥジェ(金泉尚武)、ヤン・ジフン(忠北清州FC)、キム・ミンジュン(金泉尚武)
DF:コ・テウォン(全南ドラゴンズ)、イ・サンミン(金泉尚武)、チョ・ウィジェ(釜山アイパーク)
GK:ク・サンミン(釜山アイパーク)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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