ドイツ・ブンデスリーガのシュトゥットガルトは7月12日、フライブルクから韓国代表FWチョン・ウヨン(23)を獲得したことを発表した。
契約は2026年6月30日までで、背番号は10番を着用する。移籍金は明らかにされていないが、現地メディアによるとシュトゥットガルトは300万ユーロ(日本円=4億6200万円)を支払ったとされている。
1999年9月生まれのチョン・ウヨンは韓国Kリーグの仁川(インチョン)ユナイテッド下部組織出身で、2018年に渡独しバイエルン・ミュンヘンの下部組織に入団した。
その後、2軍を経てトップチームでも公式戦出場を果たすと、2019年にフライブルクへ移籍。2021-2022シーズンから主力の座を確保したが、昨季は新加入の日本代表FW堂安律(25)の影響で出場機会を減らし、リーグ戦26試合1ゴール1アシスト、うち先発わずかに4回という成績に終わっていた。
そんななか、今年4月からシュトゥットガルトを率いるセバスティアン・へ―ネス監督がチョン・ウヨンに関心を示した。
というのも、ヘーネス監督はかつてバイエルン2軍の指揮官を務めた際、チョン・ウヨンを指導した縁があるからだ。
チョン・ウヨンはシュトゥットガルト加入に際し、「シュトゥットガルトが素晴らしいチームであり、この変化が自分にとって必要な段階だと信じている」とし、「シュトゥットガルトで何度か試合をしたことがあるので、スタジアムの良い雰囲気も知っている。それがここに来たかった理由の一つだ。シュトゥットガルトでプレーできることが本当に嬉しい」と伝えた。
日本代表キャプテンのMF遠藤航(30)をはじめ、DF伊藤洋輝(24)、MF原口元気(32)と複数の日本人選手が在籍するシュトゥットガルトは、昨季ブンデスリーガを18チーム中16位で終了。降格プレーオフへと進出したが、ハンブルガーに2戦合計6-1で勝利して辛くも1部残留を果たした。
シュトゥットガルトは来る2023-2024シーズン、残留争いを脱してさらなる上位進出を目指しているだけに、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場経験などを持つチョン・ウヨンの存在は大きな力になるはずだ。
なお、シュトゥットガルトの新シーズン公式戦初戦は来る8月12日に行われるバーリンゲン(4部)とのDFBポカール1回戦。同月19日のブンデスリーガ開幕戦ではホームでボーフムと対戦する予定だ。
(記事提供=OSEN)
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