侍ジャパンのラーズ・ヌートバー(25、セントルイス・カージナルス)が、大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)と交わした「3年後の再会」の約束に韓国メディアも注目している。
『OSEN』は3月24日、「“3年後に会おう!”ヌートバーと大谷の約束、日本は2026年WBCでも強い」と題し、ヌートバーに言及した。
去る22日に閉幕した2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、ヌートバーは日系アメリカ人として初めて侍ジャパンのメンバーに選ばれ、大会を戦った。WBCの国籍規定が他競技の大会と比べて自由だったために可能なことだった。
日本の野球ファンはヌートバーの代表入りを歓迎していたが、一部ではヌートバーの技量を疑問視する見方もあった。
メジャーリーグ通算2シーズンの成績は166試合出場で打率0.231(399打数92安打)、19本塁打、55打点、OPS(出塁率+長打率)0.755。こうした数字を見て、ヌートバーが日本国内の選手と比べて競争力があるのか疑いの目を向けたのだ。
しかし、こうした周囲の雑音をヌートバーは実力でかき消した。準々決勝以降はやや振るわなかったものの、1次ラウンドでは4試合で打率0.429(14打数6安打)、3打点、7得点、2盗塁、OPS 1.008 と大活躍を見せた。
大会通算成績は7試合で打率0.269(26打数7安打)、4打点、7得点、2盗塁、OPS 0.693。打撃面に限らず、守備や走塁で侍ジャパンに勢いをもたらす役割を十二分に果たした。
侍ジャパンは1次ラウンドから決勝までの7試合すべてで勝利し、2009年大会以来14年ぶり3度目のWBC制覇を成し遂げた。完璧な優勝を果たした侍ジャパンは、世界中の野球ファンを熱狂させた。
何より、ヌートバー本人にとって侍ジャパンでの活躍は良い思い出になった。3年後に開催予定の2026年WBCについても、再び侍ジャパンとして出場したい意志をすでに明らかにしている。
『MLB.com』のカージナルス担当ジョン・デントン記者は最近、自身のツイッターを通じて「ヌートバーは大谷と2026年WBCで再び日本代表としてプレーすることを“握手”で約束した」と伝えていた。
メジャー最高のスターである大谷は今大会、打者として打率0.435(23打数10安打)、1本塁打、8打点、投手として3試合2勝1セーブの防御率2.08を記録し、MVPを受賞した。
もし3年後のWBCでも大谷とヌートバーが“共闘”することがあれば、侍ジャパンは大会2連覇が十分可能なレベルの強大な戦力を築くことができるだろう。
(記事提供=OSEN)
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