サッカー韓国代表のユルゲン・クリンスマン新監督が、新たな船出を始める意気込みを語った。
クリンスマン監督は3月23日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた記者会見に出席し、コロンビア代表戦に臨む覚悟を伝えた。
韓国代表は24日20時、同会場でコロンビア代表との国際親善試合を戦う。クリンスマン監督にとっては韓国代表を率いて初めて戦う国際Aマッチだ。
冒頭に「戦術的なことより、今回合流した選手たちの長所を最大限活用することが重要だと思う」と伝えたクリンスマン監督は、「初めての招集なので、選手をチェックして長所を把握しようとしている」とし、次のように続けた。
「コロンビアはW杯に出場できなかったため、腹を空かせた状態で来るはずだ。新しい監督も就任した。最近の4試合で3勝1分を記録している。我々が望む対戦相手こそ、コロンビアのようなチームだ。学ぶことができる試合ができれば良いだろう」
「すべての指導者が、それぞれの哲学、コミュニケーション方法を持っている。選手たちがどんな方向を望んているかが重要だ。そうしてこそ良い成績も生まれる。まずは楽しむ雰囲気が重要であり、選手たちも認めることが重要だ。良い試合をお見せしたい」
現役時代はドイツを代表する伝説的ストライカーだったクリンスマン監督は、韓国のストライカーに対する満足感も示した。
「かなりポジティブに見ている。レベルの高さを感じたし、得点意欲に渇望していると感じた。FWは得点を取ってこそ評価される。そのような意志が見えた。個人的にも、現役時代に9番だったので、細かい部分を教える時間が今後もあるだろう」
指揮官はMFイ・ガンイン(22、マジョルカ)の技量も高く評価した。日本代表MF久保建英(21、レアル・ソシエダ)の元同僚でもある“韓国の至宝”を「非常に才能のある選手。かなりレベルの高いサッカーを駆使する選手だ」と称賛し、こう話した。
「どんなクラブ、どんな代表チームにいても、そのような選手を指導できることは光栄だ。多くの助言をして成長を助けたい。良く受け入れてくれれば嬉しい。試合もすべてチェックした。良いパフォーマンスを見せてくれれば、代表でも引き続き出場時間を得られるだろう。海外で常に笑顔で一杯の表情を見ると気分が良い」
そんなクリンスマン監督は、「すべてが一夜にして実現しない」とし、3年後の2026年北中米W杯まで着実にチームとして成長を図ることを伝えた。
「サッカーを見ると、常にW杯終了後に多くの変化が生じるものだ。(次の)W杯まで時間が残っている。その過程を選手たちと一緒に上手く作りたい。ソン・フンミンやキム・ミンジェなど、多くの選手とともに成長できれば良いだろう。一つの目標に向かって同じ考えを持っていれば、良い結果を見せることができるはずだ。そのためには私も努力しなければならない。個人的にもしっかり準備したい。長期的な側面でチームを作り上げていきたい」
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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