日本では依然として屋外・室内でのマスク着用が維持されているが、野球に対する国民の情熱と期待感は隠せない。
入国審査のときも、タクシーに乗っても、飲食店に行っても、WBCの話を持ち出すと明るく笑う。タクシー運転手のサトウさんは「大谷翔平がプレーする姿を見ることが私たちの喜び」と明かした。
本日(3月9日)より試合が始まる東京ドームでは、全世界から訪れる客を迎えている真っ最中だ。試合進行スタッフが集まって最終リハーサルを行い、グッズショップの前には在庫ボックスが多く並んでいた。
綺麗に整理された商品は新しい主人を待っている。価格は思ったよりも高かったが、6~7日に京セラドーム大阪で日本代表の強化試合が行われた際には満員の観衆が押し寄せ、あっという間に商品が売り切れた。今回も同じようにすべての商品が完売となるだろう。
グラウンドの芝も綺麗に準備が完了した。東京ドームの芝にはWBCのロゴと名前が記されている。
ダッグアウトの裏側では、試合準備スタッフたちが慌ただしく最終点検を終えた。テロなどの危険を防ぐために、東京ドーム入場時には保安検査台を通過した。各国の練習時間に合わせ、ドーム上段に該当国の国旗を掲げたりするなど細心の準備が目立った。すべての準備が完了した。
韓国は本日12時、ここ東京ドームでオーストラリア代表との初戦を戦い、WBC優勝に向けた旅程を始める。翌10日には日本代表、12日にはチェコ代表、13日には中国代表と対戦する。
計4試合を終えて2位以内に入れば同会場で行われる準々決勝に進出し、勝てばマイアミで行われる準決勝に進める。
韓国代表率いるイ・ガンチョル監督、そして選手たちは異口同音に「初戦のオーストラリア戦に集中したい。ただ、我々の目標は(ベスト4を意味する)マイアミに行くことだ」とし、「最善を尽くして戦う」と誓った。
韓国代表の偉大な一歩がついに始まる。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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