3月1日、Kリーグ2(2部)第1節の天安(チョナン)シティFC対釜山(プサン)アイパークが行われた天安総合運動場を訪れたチョン会長は、「監督選任過程が話題だと聞いている。結局は結婚相手を選ぶようなものではないか。列を作るのではなく、ひとまず全般的な意思を確認し、候補を選んでいかなければならない。誰に会って、誰には会っていないなどと公に話すことはできない。公開入札ではなく、人対人で見なければならない」と伝えた。
チョン会長が注目したのはクリンスマン新監督の“経験”だ。
「ひとまず経験が豊富だ。最終候補2人と話したが、一方は世界的な方ではあったが、代表監督の経験が少なかった。最も重要なのは本大会に出場することではなく、本大会でベスト16以上に進んだときにどうするか、だ。そのような部分を話しているが、(クリンスマン新監督が)かなり信頼できるように見えた」と説明した。
そして、さらに言及したのが“トレンド”だ。
チョン会長は「最新トレンドをよく把握していた。最も重要だったのは、20歳以下の代表との連係だった。韓国には優秀な欧州組が多いが、結局は日本のように欧州に多くの選手を送り出せる状況ではない。クリンスマン新監督が強調したのは、Kリーグの競争力を高めながら良い選手を発掘し、欧州組とも調和を成すべきということだった。そこに同感した。20歳の代表選手も果敢に起用すると言っていた。我々に必要な部分ではないかと思う」と伝えた。
また、曖昧な回答が多かった記者会見については、「英語表現が下手だった。ゆっくり説明すれば良かったところを、そうできなかった」とし、「本人も自らの名誉をかけている。中国や日本、欧州などからも関心を集めている。上手くできるのではないかと期待している」と付け加えた。
なお、クリンスマン新監督体制の韓国代表は、来る3月24日に蔚山(ウルサン)文殊サッカー競技場でコロンビア代表、28日にソウルワールドカップ競技場でウルグアイ代表と国際親善試合を行う予定だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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