ソン・フンミン(27)が、所属するトッテナムのプレミアリーグでの不振について自責の念を表した。
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トッテナムは現在、シーズン序盤にして危機を迎えている。
ソン・フンミンが2015年夏に加入して以降、最大の不振といっても過言ではない。昨シーズンのCL準優勝チームが、今シーズンはグループリーグ2戦を戦って未だ勝利を収められていない。
プレミアリーグでも9位に沈んでいる状況だ。直近の6試合(UEFAチャンピオンズリーグ、リーグカップ含む)で、チームは1勝を挙げるにとどまっている。
代表ウィーク前の2試合で合計10失点と、チームの雰囲気も最悪だ。10月2日のCLグループリーグ第2節のバイエルン・ミュンヘン戦で2-7と衝撃の大敗を喫し、その3日後のプレミアリーグ第8節ではブライトン相手に0-3と無得点で敗れてしまった。
チームが不調に陥るなかでも、ソン・フンミン個人は自身の役割を忠実にこなしていると高い評価を受けている。
昨シーズン終盤の出場停止処分が響いて今シーズンは出遅れたものの、9月14日のクリスタル・パレス戦での2ゴールを機に、コンディションは上向いている。
第6節のレスター戦、第7節のサウサンプトン戦ではそれぞれアシストを記録し、プレミアリーグ9月の月間MVP候補にも選定された。大敗したバイエルン戦でも先制ゴールをマークしており、孤軍奮闘の様が見て取れる。
だが、ソン・フンミンはトッテナム不振の責任をチームメイトに押し付けず、自分にも原因があると述べた。
「自分がもっとうまくやれていればチームの成績も良かっただろう。重い責任を感じている。サッカーは1人でするスポーツではない。調子が良くても悪くても、サッカーはチームスポーツだ」と自責の念を表した。
また、代表でプレーするときもその考えは変わらないとソン・フンミンは語る。
「代表チームも同様だ。個人プレーに終始するより、チーム全体で上手く試合を進められるとより良いだろう。個人の記録よりもワールドカップ本戦に出場することが目標なだけに、これを成し遂げるために準備を進めていきたい」と決意を明らかにした。
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