抑えもいつでもマウンドに立つ可能性がある。昨季KBOリーグで最多42セーブを記録し、セーブ王に輝いたコ・ウソク(24、LGツインズ)もイニングにこだわらず登板することを誓った。報道を通じて指揮官のメッセージを受け取ったコ・ウソクは、どのタイミングでも登板できるように準備を進めている。
普段は9回、早くても8回に登板するコ・ウソクは、「イ・ガンチョル監督が若手投手が前で防ぎ、ベテラン投手が後ろで防ぐ構想をしているという記事を見た」とし、「それで、自分が必ず抑えで登板するわけではないかもしれないという考えで準備している。自分も“変則”の一部かもしれない」と述べた。
相手を侮ることができない。世界最高の選手が集結する大会なだけに、真っ向勝負では勝利の確率が落ちる。
韓国は2013年WBCでオランダ、2017年WBCではオランダとイスラエルに敗れ、1次ラウンドすら突破することができなかった。メジャーリーグ出身選手に対抗して正攻法を展開したが、先発対決で押されてしまった。
そこで変化を図った。球威が優れる中継ぎ投手を序盤から登板させて機先を制し、状況に応じて素早く投手を交代すれば、相手打線を混乱させられる可能性がある。
コ・ウソクは「(チョン・)ウヨンの役割を自分がすることもできる」とし、イニング開始ではなく、走者がいる状況でも登板する可能性があると見据えた。
すでに皆が同じ意思を持っている。コ・ヨンピョとともに数少ないサイドスロー投手であるチョン・ウヨンは、「監督が出してくださるのであれば、すべての試合に出場したい。いつでも出場できる。まだ自分のボールを見たことない打者と対戦するのだから、自信がある」と覚悟を固めた。
韓国代表選手たちは普段の所属チームと違った姿で、2006年、2009年WBC以来の躍進を夢見ている。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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