11月初めに眼窩骨折の重傷を負い、手術を受けたソン・フンミン。フェイスガードを着用して臨んだ今大会では、コンディションが正常でないなかでも奮闘を見せた。
100%の技量は見せられなかったが、運命のポルトガル戦で闘魂のアシストを決め、奇跡の導火線の役割を果たした。
自身3回目のW杯挑戦で、夢にまで見た初めてのベスト16入りに成功した。
ソン・フンミンは試合終了直後、熱い喜びの涙を見せた。
フラッシュインタビューでは「本当に難しい試合をした。またしても最初に失点してしまい、本当に難しかった。それでも、選手たちが諦めずにもう一歩前に走って犠牲になったおかげでこうした良い結果を得た」とし、「2018年(ロシアW杯)にも本当に最善を尽くしたが、このような結果を得られなかった。だからこそ、今回特別な結果を得ることができて嬉しいし、チームメイトを本当に誇りに思っている」と力強く伝えた。
誰よりも苦しい思いを味わってきたソン・フンミンは、「この瞬間をずっと待っていた。選手たちには”できる”という確固たる思いがあった。想像以上に上手くやってくれた。むしろキャプテンの自分が足りなかったが、選手たちがカバーしてくれたことをありがたく思っている」と伝えた。
それとともに、「多くの国民の応援のおかげで、一歩前に走れるエネルギーを受けて良い試合ができた」とし、「ベスト16に進むことが僕らの最大の目標だった。最もありがたく感謝しているのは、(退場処分により観客席で試合を見守った)パウロ・ベント監督の最後の試合をベンチで一緒にできることだ」と付け加えた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.