W杯2戦目間近の韓国代表がFIFAに抗議メール!前日会見の“誤訳トラブル”を指摘「再発防止を促した」【カタールW杯】

24日のウルグアイ代表戦で右ふくらはぎを痛めたキム・ミンジェは、試合翌日から2日間の練習に参加せず。試合前日の27日もフィットネスバイクに乗っただけで、ガーナ戦の出場が懸念されていた。

そのため、記者会見でも報道陣からキム・ミンジェの状態を尋ねる質問が飛ぶと、ベント監督がポルトガル語で答えた回答は「キム・ミンジェは明日(28日)の出場が難しい」という韓国語で報道陣に通訳されて伝えられた。

主力の出場可否にかかわる重要な内容だっただけに、一部メディアはこの発言を速報として処理していた。

(写真提供=韓国サッカー協会)パウロ・ベント監督

ところがその後、ファン・インボムに「2人の友人が欠場するが、どんな覚悟でプレーするのか」という質問が寄せられると、そこでベント監督が通訳のミスに気付いた。“2人の友人”とは、ファン・インボムと同い年のキム・ミンジェとFWファン・ヒチャン(26、ウォルヴァーハンプトン)のことだ。

すかさず「通訳が間違っている」と指摘したベント監督は、英語で説明してほしいという報道陣の要請に対し、「キム・ミンジェの出場はまだわからない。明日までに状況を見て決める。ファン・ヒチャンは出場が難しい」と正確にコメント。一時は会見場が混乱に陥ったが、ベント監督の迅速な対応で状況が整理された。

采配や戦術に関わる重大な事案だったため、KFAは国際サッカー連盟(FIFA)メディア運営関連担当者に抗議メールを送った。

KFAは「試合前日の公式記者会見で発生した通訳の誤訳と関連して、KFAはFIFAメディア運営関連担当者に再発防止を促す抗議メールを昨日午後に発送した」とし、「FIFA側も、公式通訳はメディア運営において非常に重要な要素であるだけに、類似した事例が発生しないよう必要な措置を執ると明らかにした」と伝えた。

(写真提供=韓国サッカー協会)韓国代表

なお、エデュケーション・シティ・スタジアムで行われる韓国対ガーナは22時キックオフ予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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