キム・スーチョルは胃炎のためコンディションが万全ではなかった。
扇久保との対戦時も序盤は不安な様子を見せたが、第2ラウンドでタックルやパウンディング、ニーキックなどを成功させ、有利な状況を作り出して最終的に判定勝ちとなった。
対戦を終えて控室に戻ったキム・スーチョルは、「第2ラウンドが始まってから私は呼吸が整ったが、相手(扇久保)は呼吸が整っていない様子だった。そこでチャンスだと思い、タックルを仕掛けた。ボディは(胃炎の影響で)元々痛かった。今も指で触っただけで痛い」と試合を振り返った。
また、「試合を控えて胃が炎症を起こして、押すと今も痛い。減量は元々フェザー級で準備していたが、無理が生じたようだ。次からはもう少し調整しながら減量する。試合は第2ラウンドで早く終わらせるべきだっただけに、コーチや先輩たちに申し訳ない」と、ビハインドストーリーも語っていた。
扇久保相手に完勝を収めたキム・スーチョルは日本の格闘技ファンの心をつかんだ。なかには「RIZIN」バンタム級王者の堀口恭司(31)との試合を期待するファンもおり、興味深い対決構図が予想されている。
なお、『ガオヒョンLIFE』にはキム・スーチョルの“日本遠征”のビハインドストーリーを盛り込んだ動画が多数投稿されており、格闘技ファンの注目を集めている。
キム・スーチョルの“日本遠征”シリーズ1を上手く締めくくった今回の試合を皮切りに、今後どのような話が繰り広げられるかに期待が寄せられている。
(記事提供=OSEN)
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