韓国WKリーグの仁川(インチョン)現代製鉄レッドエンジェルズは8月1日、元なでしこジャパン(日本女子代表)MF田中陽子(29)を獲得したことを発表した。
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1993年7月30日生まれの田中はJFAアカデミー福島出身。2012年にINAC神戸レオネッサに加入した後、2015年のノジマステラ神奈川相模原移籍を経て、2019年夏にスペインのスポルティング・ウエルバに移籍。2021年夏からは同国のラージョ・バジェカーノでプレーし、今夏にチームを退団していた。
また、代表では2010年にU-17女子W杯準優勝、2011年にU-19アジア選手権優勝、2012年にU-20女子W杯3位など、アンダー世代で活躍を見せた。
仁川現代製鉄は田中について、「中盤での豊富な運動量や、積極的な守備参加はもちろん、優れた個人技と強力なミドルシュートを持つオールラウンダーだ」と期待を寄せた。
仁川現代製鉄は、昨季に9年連続10回目のリーグ優勝を果たすとともに、チャンピオン決定戦で前人未到の9連覇を成し遂げたWKリーグ屈指の強豪。
今季も16試合消化時点で12勝3分1敗の勝ち点22とし、2位の慶州(キョンジュ)韓国水力原子力(勝ち点21)と1ポイント差で首位を走っている。
所属選手には、DFホン・ヘジ(25)、DFチャン・スルギ(28)、MFイ・ミナ(30)など、かつてINAC神戸でプレーした選手がいるほか、キャプテンのDFキム・ヘリ(32)をはじめ、FWソン・ファヨン(25)、MFチャン・チャン(26)、GKキム・ジョンミ(37)、FWチェ・ユリ(27)、DFイム・ソンジュ(31)、FWカン・チェリム(24)など、先月のE-1サッカー選手権に出場した韓国女子代表の主力も多数プレーしている。
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