かつてJリーグのザスパクサツ群馬、東京ヴェルディに在籍し、現在は韓国Kリーグ2(2部)の安山(アンサン)グリナースでプレーするFWカン・スイル(34)に第一子が誕生した。
安山は6月21日、「前日の20日午前1時19分、カン・スイル夫婦の間に体重3.29kgの元気な男の子が生まれた」と発表した。
カン・スイルはクラブを通じ、「まずは尊敬する妻に、この10カ月間、僕が知らない痛みと苦労に耐えて健康に子どもを産んでくれたことに対してありがとうと伝えたい。これからは心強い夫、パパになれるよう、努力して幸せな家庭を作り上げていく」と、妻への感謝の気持ちを伝えた。
また、「韓国に帰ってきた私を受け入れてくれた安山で、このような大きな祝福をともにすることができて本当に感慨無量だ。ダニエルを抱っこしてスタジアムに足を踏み入れられる日が来ることを夢見て、チームのために最善を尽くす」と伝えた。
カン・スイル夫婦は、多文化家庭の子どもたちや社会的弱者層、サッカーが好きな子どもたちがともにする「ドリームカップ」のボランティア活動を通じて出会い、縁を結んだ。2人は2022シーズン終了後に結婚式を挙げる予定だ。
カン・スイルはアフリカ系アメリカ人の父と韓国人の母を持つ身長184cmのストライカー。これまで韓国では仁川(インチョン)ユナイテッド、済州(チェジュ)ユナイテッド、浦項(ポハン)スティーラースでプレーし、ザスパクサツ群馬、ラーチャブリー(タイ)、東京ヴェルディ、トラートFC(タイ)と海外を経て、昨年3月に安山加入を通じてKリーグ復帰を果たした。
安山では市立船橋高校出身で京都サンガF.C.、FC岐阜、群馬に在籍した日本人MF磐瀬剛(26)とチームメイトのカン・スイル。今季のKリーグ2では16試合に出場して2ゴールを記録し、ラウンドベストイレブンに1度選出されている。
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