新加入の韓国代表DFクォン・ギョンウォンは出場なし。ガンバ大阪、“J1初開催”新国立で2失点敗北

4月29日、国立競技場で明治安田生命J1リーグ第10節が行われ、FC東京がガンバ大阪に2-0で勝利した。

【動画】クォン・ギョンウォン、韓国時代に決めた“豪快ヘディング弾”

試合は前半38分、コーナーキックからのこぼれ球に反応したFWアダイウトン(31)のシュートが、相手DFに当たりながらもゴールネットに吸い込まれ、FC東京が先制に成功。後半20には、途中交代直後のFWレアンドロ(28)がドリブル突破から追加点となるゴールを決めた。

FC東京は公式戦(ルヴァンカップ含む)直近5試合で未勝利が続いていたが、新国立初開催となったJ1リーグで4試合ぶりとなる白星をマーク。第10節を終えて5勝3分2敗の勝ち点18とし、18チーム中4位に浮上した。

一方、敗れたガンバ大阪は2勝4分4敗の勝ち点10で14位。今月2日の第6節名古屋グランパス戦で3-1と勝利したのを最後に、リーグ戦ではこれで直近4試合未勝利となった。

試合後記者会見で「0-2という結果は現実として受け止めなければならない」と伝えた片野坂知宏監督は、「(今後も)連戦が続くので、切り替えて次の札幌戦に向け、今度はホームで勝てるゲームができるようにやっていくしかない」と、来る5月4日にホームのパナソニックスタジアム吹田で行われる第11節の北海道コンサドーレ札幌戦での必勝を誓っていた。

(写真提供=韓国サッカー協会)韓国代表でのクォン・ギョンウォン

この試合、ガンバ大阪では今季新加入の韓国代表DFクォン・ギョンウォン(30)がベンチ入りするも、最後まで出場なし。J1リーグ・デビューを飾った前節の湘南ベルマーレ戦に次ぐ2試合連続出場とはならなかった。

ガンバ大阪は今季リーグ戦において、1-0で勝利した第2節浦和レッズ戦を除くすべての試合で相手の得点を許している。総失点数「15」はヴィッセル神戸(16失点)に次いで2番目に多い数字だ。

それだけに、苦戦が続くガンバ大阪が再び浮上するためにも、昨季まで在籍した同郷のDFキム・ヨングォン(32、蔚山現代)に代わる新たな守備の要として、クォン・ギョンウォンの活躍を期待する声も多いだろう。はたして、ホームで迎える次節リーグ戦でクォン・ギョンウォンの出場はあるのだろうか。

(文=姜 亨起)

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