かつてガンバ大阪に在籍し、現在はフランス1部リーグ・アンのボルドーでプレーする韓国代表FWファン・ウィジョ(29)が、長かった“ノーゴールの沈黙”を破り、涙を流した。
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ファン・ウィジョは4月10日(日本時間)、ヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドーで行われたリーグ・アン第31節のメス戦で後半43分にヘディングゴールを決め、チームの3-1の勝利に貢献した。
4-3で勝利した今年1月24日の第22節ストラスブール戦以来、9試合ぶりに勝ち点3の獲得に成功したボルドーは、5勝11分15敗の勝ち点26とし、メス(勝ち点23)を抜いて最下位脱出となる19位浮上に成功した。残留ラインとなる17位クレルモン・フット(勝ち点28)とも2ポイント差に縮まった。
リーグ・アンは19位と20位が2部に自動降格し、18位は昇格プレーオフに進出する。ボルドーはメス戦の勝利で1部残留に希望を見出した。
何より、ファン・ウィジョは長く辛かった“ノーゴールの沈黙”を乗り越えた。
この日、先発出場したファン・ウィジョは粘り強くチャンスを待ち続けたが、実を結ぶことができずにいた。
それでも後半43分、左コーナーキックからフランス人MFヤシン・アドリ(21)が上げたボールが相手GKの頭上を越えると、ファーサイドで待ち構えたファン・ウィジョが頭で押し込み、メスのゴールネットを揺らした。
これで今季11ゴール目に成功したファン・ウィジョ。去る2月14日に行われた第24節RCランス戦を最後に、約2カ月もの間ゴールを決められずにいたが、リーグ戦7試合ぶり、そして55日ぶりとなる得点に喜びを爆発させた。
ファン・ウィジョは韓国代表でも、昨年6月5日のカタールW杯アジア2次予選トルクメニスタン戦での2ゴールを最後に、3月まで行われたアジア最終予選では8試合出場で無得点に終わるなど、約9カ月近くゴールできずにいる。
これらの苦労やプレッシャーから解放されたかのように、ファン・ウィジョは得点直後、顔を手で覆って涙を流した。試合後も、ファン・ウィジョはピッチに伏せて目頭を熱くしていた。
そんなファン・ウィジョは、リーグ・アン通算30ゴール達成まで1点を残すのみとなった。
さらには、昨季に自身が記録したリーグ・アンにおけるシーズン最多得点であり、パク・チュヨン(36、蔚山現代)がモナコ在籍時の2010-2011シーズンに記録した韓国人最多得点の12ゴールにも一歩近づいた。
なお、ボルドーは来る18日に行われる第32節でリヨンと対戦する予定だ。
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