あくまで目標は首位通過だ。
パウロ・ベント監督率いる韓国代表は本日（3月29日）、アウェーのアール・マクトゥーム・スタジアムで行われるカタールW杯アジア最終予選グループA第10戦でUAE代表と対戦する。
韓国は去る24日、ホームでイラン代表に2-0で勝利し、イランを抜いてグループ首位に浮上した。このため、本日のUAE戦で勝利すれば無条件での首位通過が決まる。
そんな最終予選ラストゲームを控えた記者会見で、ベント監督は「常にそうしてきたように、今回も最善のラインナップを稼働する。目標は勝ち点3を獲得し、最高の方法で最終予選を終えることだ。勝ち点3を得られればグループ1位を維持することができる。非常に重要な試合だ」と力を込めた。
韓国はイラン戦以降、新型コロナウイルス感染と負傷による相次ぐ選手離脱の事態が生じている。
FWチョ・ギュソン（24、金泉尚武）が新型コロナ感染、代替招集のMFウォン・ドゥジェ（24、蔚山現代）が肩の負傷でアウェーに同行せず、UAE現地ではDFパク・ミンギュ（26、水原FC）が陽性発覚による隔離でチームを離脱。残りの選手も、UAEまでの長距離移動で疲労がたまった状態だ。
それでも、ベント監督は「いつもと同じように準備をした」とし、「イラン戦2日後に長距離移動をした。何より重要なのは選手たちの回復だ。多くの練習をすることができないため、難しさもあるが、必要な部分についてはしっかり準備した」と説明した。
韓国と別組の日本代表は、24日にアウェーでオーストラリア代表に2-0で勝利し、最終戦を残してW杯本大会出場を確定した。ホームで行われる最終戦ではグループ最下位のベトナム代表と対戦するが、森保一監督は先発メンバーの大幅入れ替えを示唆している。
ただ、一方のベント監督は「いつも通り最善のベストイレブンを送り出す。出場時間によってチャンスを与えるのではなく、試合に出場できるベストな選手を選ぶだけだ」と、従来と変わらず最精鋭のメンバーを送り出すことを明言。
「我々はイランに勝ってグループ首位に上がった。1位で予選を終えるための集中力は十分にある」と改めて強調した。
はたして韓国は最終予選ラストゲームでどんな11人を先発で起用するのか。UAEとの一戦は22時45分（日本時間）キックオフ予定だ。
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