ベント監督、韓国代表“復帰組”への評価とファン・ウィジョ&ソン・フンミンに対する信頼

1年以上の空白を破って再び韓国代表に戻ってきたFWイ・ジョンヒョプ(釜山)とMFキム・ボギョン(蔚山)に対して、パウロ・ベント監督が期待感を示しながらも、チームカラーに合う選手かどうかを徹底的に検証するという意思を表わした。

イ・ジョンヒョプはウリ・シュティーリケ監督が韓国代表の指揮をとっていた当時、ゴールゲッターとしてスポットライトを浴びた。彗星のようにスターに浮上したことで“シュティーリケの皇太子”というニックネームが付いたりもした。

1年7カ月ぶりに代表チームに合流したイ・ジョンヒョプは6月3日、坡州NFCでトレーニング後に取材陣と会い、「久しぶりなので不慣れで、初めて来たときよりも緊張しているようだ」と話しながら、今の心情を明らかにした。

2010年に初めて韓国代表となったキム・ボギョンは、ブラジルW杯、ロンドン五輪などのメジャー大会を経験したベテランMFだ。クォン・チャンフンが負傷した影響で1年8カ月ぶりに代表復帰したキム・ボギョンは、「いつでも来たかった場所だ。代替抜擢だが良い姿をお見せしたい」と感想を話した。

ベント・コリアに初招集されたイ・ジョンヒョプとキム・ボギョンは、何よりも早くチームに溶け込みたいと口を揃えながらも、今回をきっかけに自分の長所をアピールし、ベント監督から評価を受けたいという思いも隠さなかった。

イ・ジョンヒョプは「最前線のFWとして積極的に相手DFと戦いながら、チームに貢献するプレーを見せたい。自分が持っている長所をアピールすることが重要だ」と述べた。キム・ボギョンも「技術力の高い選手が多い。自分が新しいカラーで選手たちとの融合できれば、相乗効果が出るだろう」と話した。

6月3日、韓国代表のトレーニングに参加するイ・ジョンヒョプ

ベント監督は“復帰組”に対する期待感を示した。彼は「キム・ボギョンはかなり技術的に優れた選手と見ている。サイドより中央のポジションで自分の任務を実行することができる選手だと思う。イ・ジョンヒョプはFWとしての能力が優れている。ペナルティエリア内での空中戦で優位に立つことができる。戦術的な効用があると評価した。第1線で守備をするとき、プレッシャーをかける方向や方式においても十分な利点がある」と評価した。

ただベント監督は、イ・ジョンヒョプとキム・ボギョンがチームのスタイルによく溶け込むことができるどうかは、トレーニングを通じて慎重に見極めるという意思も伝えた。もともとベント監督は、チームカラーと哲学を重視する。個人の技量が優れているといっても、戦略と戦術に合わなければ実戦で積極的には起用しないスタイルだ。

ベント監督は「どんな選手を抜擢したとしても、その選手の特徴、必要とされるポジション、チームに合うかどうかなどを総合的に考慮する。今回初めてともにする選手たちが代表チームに溶け込めるかどうか、見守る計画だ」と明らかにした。

一方、ベント・コリアの発足以来、着実に招集されているファン・ウィジョ(ガンバ大阪)とソン・フンミン(トッテナム)に対しては、厚い信頼を見せた。特に昨シーズンに比べると、リーグで得点できていないファン・ウィジョに対しても、揺るぎない信頼を送った。

韓国代表選手たちを指導するベント監督

ベント監督は「ファン・ウィジョはこれまで多くのことをもたらしてくれたし、競争力を十分に見せてくれたと思う。所属チームで不振な状況であっても良い能力を持った選手であり、練習や試合で見せてくれる姿は最高だと思う」と高い評価を下した。

【関連】ガンバ大阪では停滞…それでも韓国代表がファン・ウィジョを信頼するワケ

ソン・フンミンが代替不可能な選手であることも、もう一度強調した。ベント監督は「ソン・フンミンの特徴や能力が私たちに答えをくれると考えている。利用価値が非常に高い。FWだけでなく、シャドーストライカーやウインガーもできる。試合のたびに戦略と戦術を踏まえて、どうやって活用するか考えている」と述べた。

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