U-20W杯でアジア大会の“再現”を…日韓戦を制してベスト8に進出せよ

2019年06月04日 サッカー #U-20W杯

昨年、韓国は日韓戦に勝利した良い思い出がある。

チョン・ジョンヨン監督率いるU-20韓国代表は6月5日午前12時30分(日本時間)、ポーランドのルブリンスタジアムで日本とU-20ワールドカップ16強戦で対戦する。ベスト8に進出するためには、必ず超えなければならない試合だ。

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興味深いことに、16強の相手は宿敵・日本。日本は韓国と最も強力なライバル関係を形成する国だ。負ければ負担が大きい。チョン監督が「事が大きくなった」と笑ったのも、そのためだ。「特別なことはない。誰が相手でも勝たなければならない」と冷静に話したが、日本戦に向けた覚悟が格別なのは否めない。

韓国は昨年、ジャカルタ・アジア大会で日本を下して金メダルを獲得した経験がある。当時の大会には、U-23代表にソン・フンミン、ファン・ウィジョ、チョ・ヒョヌといった3人のワイルドカードが加わり、優勝を果たした。

アジア大会で金メダルを獲得し、喜びを爆発させるソン・フンミンとイ・スンウ

今度は“弟たち”の番だ。U-20韓国代表は今大会で、良いペースを維持している。初戦こそ優勝候補のポルトガルに0-1で敗れたが、第2戦で南アフリカを、第3戦でまた別の優勝候補アルゼンチンを下し、2連勝を収めた。アルゼンチン戦では、競技力も上がってきた。雰囲気が非常にいい。

選手たちの覚悟も特別だ。チョ・ヨンウクは「日本は必ず勝たなければなら相手だ。簡単な相手ではないが、僕たちのチームも強いので勝つことができる」と自信を表わした。チームのエースである“末っ子”イ・ガンインも「これまでしてきた通りにすれば、日本に勝つことができるだろう」と付け加えた。

韓国と日本がU-20ワールドカップで対戦するのは、2003年のアラブ首長国連邦大会以来、16年ぶりのこと。当時はU-20ワールドカップではなく、FIFAワールドユース選手権という大会名で行われていたが、韓国はF組3位、日本はD組1位となり、16強で対戦した。

結果は、日本の勝利だった。試合は拮抗した。90分間で1-1と決着がつかず、延長戦の末に坂田大輔の決勝ゴールで日本が勝利し、ベスト8に進出した。韓国は日本に敗れ、大会を終えた。

(写真提供=韓国サッカー協会)U-20韓国代表

16年ぶりにU-20ワールドカップでの日韓戦が実現するだけに、韓国は雪辱の機会を得ることになった。U-23代表に続き、U-20代表の後輩たちが日本に勝利し、2年連続となる日韓戦での勝利を目指す。

その勝利は同時にベスト8進出を意味し、アジア最強の座を証明することになる。いろいろな意味で特別な試合になる。

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