北京冬季五輪のショートトラック競技場で発生した“疑惑の判定”に、韓国とハンガリーの選手団が異議を提起したが、国際スケート連盟(ISU)は受け入れられないと断固たる立場を表明した。
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ISUは2月8日(日本時間)、「北京冬季五輪のショートトラック男子1000mの試合の審判は、去る7日に2回の抗議を受けた」としながらも、「競技場の規定にかかわらず、審判はビデオ審判と一緒に事件をもう一度検討し、最終決定する」と強調。判定を翻すことはないだろうと発表した。
ISUは「ファン・デホンの1000m準決勝時、ペナルティの理由を尋ねる韓国チームの抗議があった」とし、「競技場のビデオスクリーンで明らかになったように、選手は“接触を誘発する違法な遅れた進路変更”で失格した」と明らかにした。
ファン・デホンは準決勝、1位でフィニッシュラインを通過した。しかしレーン変更を理由にペナルティを受けて失格となり、決勝に進出できなかった。
またISUは、「ハンガリーチームは1000m決勝でシャオリンサンドル・リュウがイエローカードを受けたことに抗議した」とし、「レース途中、2回のペナルティでイエローカードを受けた。最初は“一直線ライン変更で接触が発生”で、2回目は“フィニッシュラインを控えてアームブロック(Arm Block)”があった」と説明した。
ハンガリーの選手は決勝戦で最も速くフィニッシュラインを通過した。しかし2回のペナルティとイエローカードまで受け、金メダル獲得が消えた。
(記事提供=OSEN)
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