韓国プロ野球KBOリーグのサムスン・ライオンズが、3年連続で日本プロ野球(NPB)でプレー経験のある外国人選手を獲得した。
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サムスンは12月7日、ベネズエラ人投手アルバート・スアレス(32)の獲得を発表した。契約条件は契約金10万ドル、年俸70万ドル、インセンティブ20万ドルの最大総額100万ドルだ。
スアレスは2019年から3シーズン、日本プロ野球(NPB)の東京ヤクルトスワローズでプレーした。NPB通算成績は10勝8敗の防御率3.00、WHIP(1イニング当たりに許した走者数)1.32だった。
今季は24試合に登板して5勝3敗1セーブ、防御率3.62を記録。日本シリーズでも2試合に登板し、合計2イニング1/3で無失点に抑える好投でチームの日本一に貢献した。
今季のフォーシームファストボール平均球速が152.8キロを記録するなど、スアレスは速球に強みを持つと同時に、多様な球種をコントロールできる制球力も持っていると評価されている。
また、ゴロに打ち取る能力も高いため、サムスンの本拠地大邱サムスン・ライオンズ・パークにも適したタイプとされている。
外国人選手が成功できるか否かは適応にかかっている。サムスンは直近2年間、NPBを経験した外国人選手を獲得して善戦してきた。
昨季にサムスンに合流した元ヤクルトのデビット・ブキャナン(32)は、加入初年度に15勝をマーク。2年目も16勝5敗の好投で最多勝1位タイに輝いた。
今季からサムスンに加入した元広島東洋カープのホセ・ピレラ(32)は、140試合に出場して打率0.286(553打数158安打)29本塁打、97打点、102得点、9盗塁でサムスンのプレーオフ進出に大きく貢献。ピレラの闘志あふれるプレーはすべての選手にポジティブな影響をもたらした。
それだけに、スアレスにもブキャナンやピレラのような韓国での成功を期待されている。
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