「ずっと一緒にいたい気持ちだ」。
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10月19日、韓国プロ野球KBOリーグ、サムスン・ライオンズのホ・サムヨン監督が、ホームで行われる斗山(トゥサン)ベアーズ戦を控え、直前の試合で先発した投手デビッド・ブキャナン(32)を称賛した。
ブキャナンは17日のキウム・ヒーローズ戦で6回2失点のクオリティースタート(QS、6回3失点以下)を記録し、勝利投手になった。これで今シーズンの勝ち星を16勝(5敗、防御率2.97)に伸ばしたブキャナンは、最多勝部門で単独首位に立っている。
昨シーズン、初めて韓国の地を踏んだブキャナンは、15勝7敗、防御率3.45を記録し、サムスンと再契約を締結。今年も好投を続け、サムスンの6年ぶりとなるポストシーズン進出を牽引している存在だ。
2年連続15勝を達成したブキャナンが最多勝に輝けば、サムスンの外国人投手としては初の最多勝投手となる。また2年連続での15勝は、34年ぶりの大記録となる。
指揮官も“エース”ブキャナンの活躍に笑いが止まらないようだ。
「ブキャナンがイニング部門でも欠けることはない。外国人投手が第1先発で、1試合ごとに120球以上を投げている。監督としてありがたい気持ちだ」 とし、「シーズン終了まで2、3回登板すると思うが、コンディションを整えて最多勝に挑戦してほしい」と応援のメッセージを残した。
ダグアウトでもブキャナンの存在感は大きいようだ。チームメイトに活力を吹き込み、サムスンでのプレーを楽しむ姿は、中継カメラを通じて何度も映されている。
ダグアウトでのリーダーも務めるブキャナンについてホ監督は「ムードメーカーだ。本人が登板しない時でも、(チームメイトに)ファイトを吹き込んで良いエネルギーを入れている。サムスン・ライオンズに最適化された選手」と親指を立てた。
最後に「ケガ無く、これほどの成績を出し続ける投手ならば、ずっと一緒にいたい」とし、ブキャナンと来シーズン以降も戦いたいという思いを仄めかした。
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