今夏にバレンシアとの契約を解除し、日本代表MF久保建英(20)が所属するマジョルカにフリーで加入した韓国代表MFイ・ガンイン(20)。
マジョルカでは初先発出場となったレアル・マドリード戦で鮮烈なデビューゴールを決めるなど、着実に出場機会を増やしてアピールを続けている。
そんなイ・ガンインを手放したバレンシアについて、地元メディアはその選択を残念がっているようだ。『デポルテ・バレンシアーノ』は10月1日(日本時間)、次のように伝えた。
「未来の大きな希望だったイ・ガンインが去った。これはクラブがここ数年犯した多くの過ちのなかでも最も苦しい過ちだ」
「イ・ガンインは、今後数年のバレンシアの未来を担う中心選手となることを期待できる能力が十分にあった。しかし、クラブは契約延長どころか移籍金も受け取らずに彼を放出するという、非常にネガティブな結果に終わった」
2011年7月にバレンシア下部組織に入団したイ・ガンインは、トップチームで通算62試合に出場し、3ゴール4アシストを記録。この間、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やUEFAヨーロッパリーグ(EL)など主要大会にも出場したが、一試合当たりの出場時間は42.4分にとどまった。
2020-2021シーズンも平均53分と出場機会に恵まれず、8月29日にバレンシアが契約解除を発表。翌30日、マジョルカがフリーでイ・ガンインを獲得したことを発表した。契約は2025年までだ。
なお、バレンシアは第7節終了時点で3勝2分2敗の勝ち点11で8位。マジョルカは2勝2分3敗の勝ち点8で12位につけている。
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