韓国Kリーグ1(1部)のFCソウルに在籍するDFチャ・オヨン(23)が出場停止処分を受けた。
Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は9月1日、第17回賞罰委員会を開き、チャ・オヨンに対し8試合出場停止と制裁金400万ウォン(日本円=約40万円)の懲戒を科した。
チャ・オヨンは去る8月13日、知人と酒を飲み、代行運転を利用して自宅付近に到着した後、自ら駐車していたところを近隣住民に通報され、警察に摘発されたという。
賞罰委員会は、チャ・オヨンが代行運転を利用し駐車のみ自ら行った点、事故がなかった点を鑑みて、上記の懲戒を決定した。
なお、チャ・オヨンが受けた8試合出場停止処分には、去る8月27日にFCソウルが事件直後に下した緊急活動停止命令によって出場が禁止された1試合(8月29日のFCソウル対済州ユナイテッド)が含まれている。
1998年4月生まれのチャ・オヨンはFCソウルユース出身で、漢陽(ハニャン)大学を中退して2020シーズンからFCソウルに入団しプロデビュー。プロ2年目の今季はこれまでリーグ7試合に出場していた。世代別代表歴もあり、2015年にはU-17代表でU-17ワールドカップ1回戦ベルギー戦、2019年にはU-22代表で国際親善試合のウズベキスタン戦に出場している。
通算6度のリーグ優勝を誇るFCソウルだが、今季は現時点で12チーム中最下位と極度の不振に苦しんでいる。クラブ史上初の2部降格も憂慮されるなか、チームの士気を下げるような不祥事が起きてしまった。
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