韓国代表MFイ・ガンイン(20、バレンシア)の移籍が迫っているようだ。韓国メディア『OSEN』が8月24日に報じている。
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スペインメディア『エル・デスマルケ』の同日の報道によると、バレンシアはバジャドリーからブラジル人FWマルコス・アンドレ(24)を獲得した後、イ・ガンインを移籍させる方針だという。
イ・ガンインの契約は2022年に満了する。バレンシアが移籍金を手にするには、今夏の移籍市場でイ・ガンインを放出する必要がある。また、アンドレ獲得にはEU圏外枠を空けなければならないため、なおさらイ・ガンインの放出は迫られている。
報道によると、イ・ガンインは複数クラブからオファーを受けている状況のようだ。プレミアリーグのウォルヴァーハンプトンや、リーグ・アンのモナコなどがその候補だ。
ウォルヴァーハンプトンは昨シーズンにFWファン・ヒチャン(25、ライプツィヒ)の獲得を検討したクラブだが、当時指揮官を務めたヌーノ・エスピリト・サント監督(現トッテナム監督)が拒否したことで実現しなかった。
一方のモナコは、かつて元韓国代表FWパク・チュヨン(36、FCソウル)が活躍したことで知られている。
イ・ガンインはこれまでバレンシアで62試合に出場し、3ゴール4アシストを記録している。ユース時代から同クラブで過ごし、順調に成長してきたイ・ガンインだが、ここ最近はチーム内での立場も狭まり、決別が避けられない状況となっている。
加えて、イ・ガンインはU-24韓国代表として出場した東京五輪でメダル獲得に失敗した。このため、兵役問題も欧州舞台での活躍に足かせとなっている状態だ。
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