「日本には負けたくなかったのに…」
男子卓球団体で韓国が日本に完敗し、メダル獲得に失敗した。
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オ・サンウン監督が率いる男子卓球韓国代表は8月6日、東京体育館で行われた東京五輪・男子団体3位決定戦で日本と対戦し、1-3で敗れた。これで韓国卓球は5年前のリオ五輪に続き、オリンピック2大会連続でノーメダルに終わった。
韓国は第1試合のダブルスで、男子ダブルス世界1位のイ・サンスとチョン・ヨンシクが水谷隼&丹羽孝希と対戦したが、フォアハンドに苦戦しながら1-3(9-11、11-8、13-15、5-11)で敗れた。
続く第2試合ではチャン・ウジンが“日本の天才”と呼ばれる張本智和に1-3(7-11、11-8、10-12、7-11)で完敗し、早々と敗色濃厚となった。第3試合でチョン・ヨンシクが丹羽を3-0(11-3、11-8、11-7)で下して追撃に乗り出したが、第4試合でチャン・ウジンが水谷隼に0-3(12-14、9-11、8-11)で敗れた。
試合後の共同取材エリアで取材陣と会った韓国選手たちの表情は固かった。
5年前のリオ五輪でも4位に終わったイ・サンスは、「これが今の私たちの実力だと思う。さらに研究し、発展していかなければならない」とし、「次のオリンピックには私たちが出るかもしれないし、後輩たちが出るかもしれないが、あまり萎縮して安全にプレーしてはならないようだ」と話した。
同じくリオ五輪メンバーとして活躍したチョン・ヨンシクも、「誰でも一生懸命にやる。(韓国卓球が発展するためには、)外国の卓球をたくさん学ぶ必要がある。それでこそ技術的に変化するはず」と付け加えた。
初のオリンピックがほろ苦い経験となったチャン・ウジンは、「私たちもさらに分析し、すべえの卓球関係者が同じ努力をしなければならない」とし、「私が考えるに(オリンピックを控えて)トップランカーと試合する機会が多くなかった。そんなところが改善されてこそ強くなれる」と述べた。
また、「オリンピックは少しぎこちないところがあった。もっと早く適応できれば、競技力も出たと思う。だから残念だ」とし、「デュースで押されるのは実力もあるが、心理的な要因が大きい。凡ミスをしても自信を持ってやってこそ、相手も萎縮するが、そういうところが不足していた」と述べた。
オ・サンウン監督も選手たちがプレッシャーをたくさん感じたとし、心理戦で押されたと話した。それとともに、やはり実戦感覚の欠如を挙げた。オ監督は「新型コロナで今大会を前に、オープン大会もプレーできなかった。実戦感覚が低下した。日本の選手には負けたくなかったが…」とし、「これから(団体戦でも上手くなるためには)個人勝率を高めなければならない」とした。
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