男子卓球でも日韓戦が実現した。
日本と韓国は8月6日11時、東京体育館で東京五輪・卓球男子団体3位決定戦を行う。韓国では勝負は五分五分で予測不可能との見方が支配的だ。
男子シングルスの世界ランキングを見ると、韓国はチャン・ウジン12位、チョン・ヨンシク13位、イ・サンス22位となっている。
一方の日本は、張本智和4位、丹羽孝希16位、水谷隼20位。第1試合のダブルスは、イ・サンス&チョン・ヨンシクで臨み、シングルスではチャン・ウジンが張本に挑む。ランキングでは張本が上なので、韓国はダブルスで先手を奪いたいとみている。
韓国でも張本の評価は高い。高いからこそ、2019年世界選手権で世界ランキング157位アン・ジェヒョンが張本を破ったときは、韓国でも卓球が久しぶりに大きな話題となった。
今大会にアン・ジェヒョンは出場していないが、「張本を破らなければ勝機はない」と語っているのがチャン・ウジンだ。昨年12月に韓国代表に決まったときから「東京五輪では、日本より必ず上位になりたいと思う」と強い対抗心を見せてきた。
まして今回の3位決定戦で負けてしまえば、韓国卓球はノーメダルに終わってしまう。
韓国は2004年アテネ五輪の男子シングルス決勝でユ・スンミンが金メダルを獲得して以降、金メダルから遠ざかっている。金メダルだけじゃない。2016年リオデジャネイロ五輪では1つのメダルも獲得できなかった。
そして今回の東京五輪。男女シングルス、女子団体戦でもメダルには届かず。女子団体は準々決勝でドイツに敗れ、ベテランのチョン・ジヒも悔し涙を抑えられなかった。
(参考記事:中国からの整形疑惑に韓国卓球の帰化選手が痛快リターン「私の二重まぶたに関心?」)
2大会連続のノーメダルは避けたい韓国としては、今日の男子団体戦は絶対に負けられない戦いというわけだ。
ちなみに日韓の団体戦通算対戦成績は、韓国が11勝4敗と日本を上回っている。
だが最近5年間の成績だけを見ると、1勝1敗で互角だ。2018年ワールドカップ準々決勝では日本が3-2で勝ち、同じ年にスウェーデンで開かれた世界選手権大会では、韓国が準々決勝で日本に3-1で勝利した。
東京五輪で勝つのは日本か、韓国か。白熱したメダルマッチとなりそうだ。
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