「7月31日は東京五輪のビッグマッチデー!」
韓国の団体球技種目が、本日(7月31日)一斉にビッグマッチを控えている。
男子サッカーの決勝トーナメント準々決勝、野球のアメリカ戦、女子バレーボールの“日韓戦”が、同じ日の午後に行われるのだ。いずれの競技もほぼ同じ時間帯に開かれる。
韓国のスポーツファンとしては、どの試合を観るか迷う“幸せな悩み”をする週末の夕方となるはずだ。
キム・ハクボム監督率いる男子サッカーのU-24韓国代表は、横浜国際総合競技場で午後8時にキックオフする準々決勝でU-24メキシコ代表と対戦する。
U-24ニュージーランド代表との初戦を0-1で敗れる不安なスタートを切った韓国は、その後U-24ルーマニア代表を4-0、U-24ホンジュラス代表の6-0で破る攻撃力を披露し、グループ首位で決勝トーナメント進出を果たした。
韓国と対戦するメキシコは、U-24日本代表と同じグループAを2勝1敗の2位で通過したチームだ。メキシコとは2012年ロンドン五輪、2016年リオ五輪に続き、3大会連続で相まみえることになった。ロンドン五輪では0-0で引き分け、リオ五輪では1-0で韓国が勝利した。
メキシコとの決戦では、グループステージでともに3ゴールずつを決めたFWファン・ウィジョ(28)、MFイ・ガンイン(20)の活躍に期待したい。
男子サッカーの試合開始1時間前の午後7時からは、キム・ギョンムン監督が率いる野球韓国代表が横浜スタジアムでアメリカ代表とオープニングラウンド第2戦を戦う。
29日に行われたイスラエルとの初戦では、ヤン・ウィジ(34)の押し出し死球で6-5のサヨナラ勝ちを収めた韓国。この日、アメリカを破ればグループBで1位を占めることができる。
イスラエル戦で4打数3安打3打点の猛打を振るったオ・ジファン(31)や、本塁打を放ったキム・ヒョンス(33)、イ・ジョンフ(22)らが、アメリカ撃破の先鋒に立つものと期待されている。
午後7時40分からは、有明アリーナで宿命の対決とも言える女子バレーボールの“日韓戦”が行われる。
ともにグループAに所属している両チームは、韓国が2勝1敗、1勝2敗としている。韓国、日本、セルビア、ブラジル、ドミニカ共和国、ケニアが属するグループAで、上位4チームが決勝トーナメントに進める。
3試合を終えてセルビアとブラジルがともに3勝しており、韓国と日本、ドミニカが決勝トーナメント行きのチケット残り2枚をかけて争っている。29日にドミニカをフルセットで下した韓国は、日本戦でも勝利できれば3勝目を獲得し、決勝トーナメント進出が確定する。
なお、今年5月にイタリア・リミニで行われたFIVBバレーボールネーションズリーグでは、韓国は日本にセットカウント0-3のストレート負けを喫していた。
韓国のエースでキャプテンを務めるキム・ヨンギョン(33)は、「韓国と日本はお互いによく知った関係だ。日本の集中マークをどうやって攻略するか考えたい」と、必勝の意志を示した。
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