残念さはややあったが、全体的に見ると合格点を与えるのに十分だった。
サッカー韓国代表は3月23日、ボリビア代表との親善試合で1-0の勝利を飾った。後半41分に決まったイ・チョンヨンの先制ゴールが決勝ゴールになった。
ゴールがあまりにも遅く決ったことは“玉にキズ”だが、競技力は満足できる水準だった。相手のボリビア代表が30時間を超えるフライトの末に韓国に到着するなど、正常のコンディションではなかったことを考慮しても、試合内容はまずまずだった。
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韓国は90分間で21本のシュートを試みた。試合中、主導権を握って相手を追い込む攻撃的な試合運びも良かった。
何よりもパウロ・ベント監督が野心を持って切った“2トップ”が効を奏したという点で肯定的だ。
ソン・フンミンはこの日、チ・ドンウォンと2トップを構成した。ソン・フンミンが最前線に上がり、チ・ドンウォンが1列目から2列目、中央からサイドを行き来しながら攻撃をサポートする構図だった。
2列目のナ・サンホとファン・インボム、クォン・チャンフンも自由に動きながら攻撃に加担した。ホン・チョルとキム・ムンファンの左右サイドバックも高く前進し、攻撃を試みた。
ソン・フンミンは最近のAマッチで振るわなかったが。今回はコンディションがよく見えた。鋭い動きと個人技からの突破はもちろん、ポジション取りも良くチャンスを何度も作った。
後半の終盤まで爆発的なスピードで相手の裏のスペースを脅かす姿も良かった。後半にはチ・ドンウォンの代わってファン・ウィジョが入ったが、ソン・フンミンとの息は合っていた。
試合後、ベント監督は「得点をあげられず効率性に欠けていたものの、選手たちが披露した競技力に欠点をなかった」と選手たちを称賛した。
ソン・フンミンも「良かった部分がなくはない。新しくやってみたフォーメーションや戦術に自信を持って、恐れることなくプレーできた。機会を作るのも容易なことではない。過程が良かったという点が重要だ」と、ベント監督と同じ脈絡の発言をした。
もちろん、ソン・フンミンにとってはAマッチ8試合連続無得点に終わったのは残念な部分だ。
ソン・フンミン自身も「僕もゴールしたい。いつもゴールへの欲はあるし、決められなかった部分に関しては申し訳ない。攻撃手としての責任感を感じる。いい機会が来たのに生かせなかった。 迷惑をかけた。選手たちにも申し訳ない」と、残念な気持ちを隠さなかった。
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