韓国プロ野球のKTウィズを率いるイ・ガンチョル監督が、米メジャーリーグ(MLB)で初先発登板を果たしたヤン・ヒョンジョン(33、テキサス・レンジャーズ)を称賛した。
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5月6日、イ監督は高尺(コチョク)ドームで行われたキウム・ヒーローズ戦前、MLBでプレーするヤン・ヒョンジョンについて言及した。
イ監督は「まだ(ヤン・ヒョンジョンが登板した試合を)見ていないが、記事はすべて読んだ。とてつもないプレッシャーを抱えて登板した試合で自分のボールを投げた」と称え、「(今後も)上手く行くことを願っている」と伝えた。
ヤン・ヒョンジョンは同日行われたミネソタ・ツインズとのビジターゲームで初めて先発登板し、3.1イニングで66球を投げて4被安打、1四球、8奪三振の1失点を記録した。
実に8つの三振を奪ったヤン・ヒョンジョンは、韓国人投手のMLBデビュー戦で最多となる奪三振記録を挙げた。過去最多記録はパク・チャンホ(47、引退)とリュ・ヒョンジン(34、トロント・ブルージェイズ)の5奪三振だった。
イ監督が最も強調したのは奪三振数だ。
「8つの三振は自分のボールを投げられたということだ。MLBに行ったことがないので正確な評価をできるわけではないが、結論は自分のボールを投げられるかが重要だ」
「(リュ・)ヒョンジンは自分のボールを投げている。MLBは多少ボールが速いだけで、制球さえできればやってみる価値はあるところだ。例え130キロでも、自分のボールさえ正確に投げられれば打者は押される」
イ監督とヤン・ヒョンジョンの縁は深い。イ監督が2007年から2012年までKIAタイガースの投手コーチを務めていた当時、ヤン・ヒョンジョンは2007年に入団して先発に定着。2009年にはともに優勝トロフィーを掲げていた。
かつての教え子がMLBで活躍していることに、イ監督も韓国で嬉しく思っていることだろう。
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