韓国サッカー界が期待を寄せる若手選手のひとりがペク・スンホだ。
1997年3月生まれの21歳。イ・スンウ、チャン・ギョルフィとともにバルセロナの下部組織で育ち、現在はジローナでプレーしている。
そのプレースタイルから、“韓国のシャビ”の異名も付けられた選手だ。
まだA代表経験はないが、年代別代表での活躍が評価され、今後の成長に期待する声も大きい。
それだけに、話題になることも多い。記憶に新しいのは、2017年に韓国で開催されたU-20ワールドカップの韓国対アルゼンチン戦で披露したゴールパフォーマンスだろう。
ペク・スンホは42分にゴールを決めると、指で長方形の形をつくるパフォーマンスを披露。それは韓国のサッカーファンにとっては見覚えのあるジェスチャーだった。
U-20ワールドカップの組み分け抽選会。ディエゴ・マラドーナがドロワーを務め、韓国はギニア、アルゼンチン、イングランドと同じグループAに割り振られることになったが、ペク・スンホのパフォーマンスはそのときにニッコリと微笑んだマラドーナを連想させたのだ。
この「疑惑」は“マラドーナセレモニー”と名前まで付くほど国内外に波紋を呼んだ。