自分より後に加入した選手にも押されている有様だ。韓国代表FWファン・ヒチャン(24、ライプツィヒ)の活躍できる場が見当たらない。
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ファン・ヒチャンは10月29日(日本時間)、オールド・トラフォードで行われたUEFAチャンピオンズリーグ第2節マンチェスター・ユナイテッド戦でベンチ入りするも、最後までピッチを踏むことはなかった。
去る24日のブンデスリーガ第5節ヘルタ・ベルリン戦に次いで、ファン・ヒチャンは2試合連続で出場がない。
今シーズンが開幕してというもの、ファン・ヒチャンの躍動する姿が見られない。
ファン・ヒチャンは去る9月12日に行われたDFBポカールで先発出場し、1ゴールを挙げたが、以降のリーグ戦で出場した3試合はすべて後半途中から。CLでも第1節は途中出場するも、今回の第2節は出場機会がなかった。
ユリアン・ナーゲルスマン監督は、ヘルタ・ベルリン戦で4枚の交代カードを切っていた。相手選手の退場で数的優位に立てたことから、攻撃的な選手を相次いで投入した。
交代カードを見ると、DFイブラヒマ・コナテ(21)を除き、ユスフ・ポウルセン(26)、ダニ・オルモ(22)、マルセル・ザビッツァー(26)の3人は皆攻撃的な選手だ。しかし、同じ攻撃陣のファン・ヒチャンは最後まで呼ばれなかった。
マンU戦でも、途中からザビッツァー、アレクサンデル・セルロート(24)、ジャスティン・クライファート(21)がプレーした一方で、ファン・ヒチャンは最後までベンチを温めた。この試合、ナーゲルスマン監督はサイドバックが本職のアンヘリーノ(23)を中盤で起用する変則的な采配も見せていた。
事実上、ファン・ヒチャンは主力争いで遅れをとっていると言って良い。
プレータイムが少ないために、ゴールやアシストも積み上げられていない。
何より、ファン・ヒチャンよりも遅れて加入したクライファートとセルロートに出場機会を奪われていることが気がかりだ。
特に、クライファートはファン・ヒチャンと似たタイプの選手だ。彼はファン・ヒチャンが欠場した2試合すべて出場した。ヘルタ・ベルリン戦は先発で65分間プレーし、マンU戦は後半31分からピッチに投入されていた。
最近ではザビッツァーも本調子を取り戻しつつあるだけに、ファン・ヒチャンの立場はさらに弱まった印象である。
それでも、シーズンが序盤であることには変わりない。国内リーグとCLと並行するライプツィヒは、いずれローテーションを組まざるを得なくなるはずだ。
ナーゲルスマン監督も「ファン・ヒチャンには時間がもっと必要だ。待たなければならない」と話しているだけに、今後一定程度のチャンスは与えられるだろう。
ファン・ヒチャンは与えられた数少ないチャンスで自身の実力を証明する必要がある。ライプツィヒは次戦、11月1日にアウェーでブンデスリーガ第6節ボルシア・メンヒェングラートバッハ戦を戦う
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