ドジャース韓国人野手、優勝決定シリーズ初戦“出番なし”でも…母国紙が提言する「キム・ヘソン活用シナリオ」とは

2025年10月14日 スポーツ一般 #MLB #野球

ロサンゼルス・ドジャースがミルウォーキー・ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズの初戦を制した。ただ、韓国人野手キム・ヘソンに出番はなかった。

【写真】キム・ヘソン、大谷とシャンパンまみれ2SHOT

ドジャースは10月14日(日本時間)、敵地アメリカン・ファミリー・フィールドで行われたブルワーズとの第1戦を2-1で勝利した。フレディ・フリーマンの先制ソロ本塁打でリードを奪い、9回にはムーキー・ベッツの押し出し四球で追加点を挙げた。同回裏、ブルワーズの反撃はブレイク・トライネンが三振で締め、ドジャースが白星スタートを切った。

先発のブレイク・スネルは8回を投げ、わずか1被安打・10奪三振・無失点の完璧なピッチングでチームの勝利を導いた。

一方、韓国人野手キム・ヘソンはエントリーに含まれたが第1戦で出場機会はなかった。チームはワイルドカードシリーズ、地区シリーズと着実に勝ち上がっているものの、依然として先発出場のチャンスは訪れていない。

これまでポストシーズン出場はフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦・延長11回の代走出場のみ。同試合で決勝点となる得点を記録したが、9月の負傷復帰以降は打撃の調子が上がらず、デーブ・ロバーツ監督の構想ではベンチ要員として起用されている。

9月の成績は打率0.130、出塁率0.167、OPS(出塁率+長打率)0.428と低迷。シーズン通算も打率0.280、出塁率0.314、OPS 0.699とやや失速した。7四球、52三振という数字も、ロバーツ監督が攻撃面での起用をためらう要因となっている。

キム・ヘソン
(写真提供=OSEN)キム・ヘソン

では、第2戦で出場の可能性はあるのだろうか。

カギを握るのは試合展開とベンチワークだ。接戦でドジャースが走塁面のスピードアップを求める場面があれば、キム・ヘソンの「代走カード」は真っ先に検討されるだろう。また、リードを守る局面では、守備固めとして二塁の守備に入る可能性もある。

ただし、左対左・右対右などの打席マッチアップが重視されるポストシーズンにおいて、代打としての出番を得るには、送りバントや機動力を重視する「小技」が求められる試合展開にならなければ難しい。

ロバーツ監督がこれまでのポストシーズンで見せてきた采配パターンを考慮すると、キム・ヘソンの主な役割は依然として走塁と守備の強化にあるとみられる。

第2戦は15日に同会場で行われる。ドジャースが連勝で本拠地に戻ることができるのか、そしてキム・ヘソンがどのタイミングでポストシーズンにおける存在感を発揮できるのか、まずは第2戦の行方に注目したい。

◇キム・ヘソン プロフィール

1999年1月27日生まれ。韓国・京畿道出身。身長178cm。韓国のプロ野球選手。ロサンゼルス・ドジャース所属。高校卒業後の2017年にネクセン・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)でプロデビューし、2021~2024年の4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。2025年1月3日、ドジャースと3年総額1250万ドルで契約した。韓国代表では2021年東京五輪、2023年WBC、2023年杭州アジア大会、2023年アジアプロ野球チャンピオンシップなどに出場。登場曲は自身の名前「ヘソン」にちなんで、アニメ『BLEACH』のエンディング曲で知られる歌手ユンナの人気曲『ほうき星』韓国語版の『ヘソン(彗星)』。

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