「ソン・フンミンのアジアカップ出場は、ポチェッティーノにとって頭痛の種」
ロンドンの地域紙『イブニング・スタンダード』は11月27日(日本時間)、チェルシー戦のワンダーゴールでコンディションの良さを証明したソン・フンミン(トッテナム)に注目しながら、来年1月にUAEで開かれるアジアカップについて言及した。
同紙は「トッテナムのスター、ソン・フンミンが最高のコンディションを取り戻したが、祖国のための責任感が再び脅威になる可能性がある」と強調した。
今年、数多くの試合に出場し続けた“酷使”の影響で、所属チームだけでなく、韓国代表としてもしばらく不振だったソン・フンミンは、夏のアジア大会出場に伴うトッテナムと韓国サッカー協会の協約によって、11月のAマッチに参加しなかった。じっくり休んだ彼は去る11月25日のチェルシー戦で、チーム3点目となる得点をあげ、トッテナムを3-1の完勝に導いた。
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『イブニング・スタンダード』は、「インドネシアで開かれたアジア大会の影響で、ソン・フンミンはしばらくの間、リズムを崩した」と指摘したが、「(チェルシー戦で)70ヤードを走り、ジョルジーニョとダビド・ルイスを倒したゴールは、(韓国代表Aマッチである)オーストラリア遠征に参加しなかったことで生まれた結果だった」と主張した。
それとともに「ソン・フンミンはアジアカップに出場しなければならない。グループリーグ2試合には招集されないが、中国戦には出場しなければならない。韓国が決勝まで上がると、18日間で5試合を消化することになる。2月になって、ようやくトッテナムに戻ってくる」と詳しく報じた。
昨シーズン終了直後のワールドカップ、そしてアジア大会という強行軍を終えたソン・フンミンは、ようやくコンディションを上げる転換点を迎えた段階といえる。トッテナムの中心選手であるだけに、アジアカップに出場することによって、シーズン後半のパフォーマンスに悪影響を及ぼすのではないかと危惧しているわけだ。
アジアカップ出場に関する懸念は、今から8年前、パク・チソン(現韓国サッカー協会ユース戦略本部長)に対しても生じた。