韓国・全北現代のACL2準々決勝ホームゲームが、本拠地から「161km」離れた代替会場で開催されることが決まった。
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全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは2月27日、公式SNSなどを通じて、来る3月6日にホームで実施するシドニーFC(オーストラリア)とのAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第1戦の試合会場が、韓国中部・京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市の「龍仁ミルスタジアム」に決定したことを発表した。
本来、全北現代のホームスタジアムは韓国南西部・全羅北道(チョルラブクト)全州(チョンジュ)市に位置する「全州ワールドカップ競技場」だ。
しかし、アジアサッカー連盟(AFC)が全州ワールドカップ競技場のピッチコンディションなどを理由に、全北現代にACL2準々決勝第1戦の試合会場変更を要請。このため、全北現代は本拠地から「161km」離れた龍仁ミルスタジアムでホームゲームを戦うことになった。
全北現代はホーム会場変更に伴うファン・サポーターの試合観戦の不便さを最小化するため、全州と龍仁間の「ACL2応援バス」を無料で運営するほか、試合チケットの金額を下方調整する予定だという。クラブは「改めて、ファンの皆様に不便をおかけしてお詫び申し上げる」と謝罪している。
クラブ関係者は本サイト提携メディア『OSEN』に「クラブと公団の協力関係は、韓国においてどのプロチームよりも良い。クラブと公団は普段から多くの協業と相互尊重、ファンの試合観戦の便宜のためお互いに努力している」と伝えた一方、「公団は決して多くない予算内で、現在のように2月の試合を準備し、芝生を管理するには限界がある。公団の実務者らは非常に苦労している」と指摘した。
また、「原則的なインフラ投資がない以上、今後のシーズン早期開幕及び秋春制に備えなければならない」と伝えている。
全北現代は去る2月23日、ホームの全州ワールドカップ競技場で光州(クァンジュ)FCとのKリーグ1(1部)第2節を戦ったが、試合中の体感温度はマイナス11度だった。元韓国代表FWイ・スンウ(27)は「ピッチが凍っていて上手くキックができない。ピッチを踏んでもスタッドが芝生に刺さらないから滑ってしまう。正常なサッカーができない状況だ」と苦言を呈していた。
(記事提供=OSEN)
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