韓国兵務庁が2023年に兵役逃れを行った人物のリストを公開したなか、米メジャーリーグ経験のある現役マイナーリーガーも含まれていることがわかった。
兵務庁は12月19日、2023年の兵役義務忌避者422人の名前や住所などの人的事項をホームページに公開した。主な公開内容は、兵役義務忌避者の名前、年齢、住所、忌避日付、忌避養子、法違反条項の6項目だ。
公開された422人は、2023年1月から12月31日まで兵役義務を忌避し、現在まで兵役義務を履行していない人物たちだ。
内訳としては、「現役兵入営忌避」が147人、「社会服務要員召集忌避」が41人、「代替服務召集忌避」が1人、「兵役判定検査忌避」が31人、「国外旅行許可義務違反」が202人となっている。
ここに、現役マイナーリーガーのパク・ヒョジュン(28)が含まれていることがわかった。
パク・ヒョジュンは1996年4月26日生まれの28歳で、高校卒業後の2015年よりアメリカでプレー。ニューヨーク・ヤンキースの傘下マイナーを経て、2021年にヤンキースでMLBデビューを果たした。
その後、ピッツバーグ・パイレーツ、ボストン・レッドソックス、アトランタ・ブレーブス傘下マイナーを渡り歩き、昨年11月よりオークランド・アスレチックの傘下マイナーに所属している。
そんなパク・ヒョジュンは、「国外旅行許可期間」を過ぎた昨年3月、兵役法違反でソウル地方兵務庁から告発された。
外交部(日本の外交部に相当)はパク・ヒョジュンにパスポート返却命令通知書を送達したが、パク・ヒョジュンはこれに従わず、現在も訴訟が行われている。
なお、今回人的事項が公開された兵役忌避者たちは、今後、入営など兵役を履行する場合、公開リストから削除される。
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