“うつ病”であるかのように偽装し、早期招集解除を試みたラッパーのNaflaが、執行猶予付きの懲役刑を宣告された。
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10月2日、韓国最高裁1部は兵役法違反などの疑いで起訴されたNaflaに懲役1年2カ月、執行猶予2年を宣告した原審を、9月12日に確定したと発表した。
また、犯行に加担した所属事務所の共同代表と瑞草(ソチョ)区役所の公務員、ソウル地方兵務庁の公務員も、ともに裁判にかけられている。
先立ってNaflaは、2021年2月からソウル瑞草区庁で社会服務要員として勤めていた。だが、出勤したように見せかけるなど特恵を受けてきた事実が把握されたことで、兵役法違反疑惑を受けた。
その後、Naflaと同事務所所属の元VIXXのラビをはじめ、俳優のソン・ドクホ、バレーボール選手のチョ・ジェソンなど兵役忌避者109人、ブローカー2人、公務員5人、共犯者21人など、計137人が兵役不正で摘発され、起訴された。ラビはブローカーと共謀して“てんかん”患者であるかのように振る舞い、兵役義務を回避した疑いで在宅起訴され、Naflaはうつ病などを訴えて兵役逃れを試みた疑いで拘束起訴された。
ある現地メディアを通じて公開された控訴状によると、ラビとともに所属事務所の共同代表を受け持っているA氏は2021年2月、ラビとNaflaの兵役に関してブローカーと接触し、成功報酬5000万ウォン(約550万円)相当の契約を結んだあと、「虚偽てんかん演技シナリオ」を伝達されたという。
その後、Naflaはブローカーの助言によって精神疾患が悪化したように装い、社会服務要員の分割服務を申請したと伝えられた。社会服務要員として服務していた彼は、うつ病の薬を処方されたが投薬はせず、虚偽の兵務用診断書を発給してもらい、早期招集解除まで狙ったが失敗。ソウル地方兵務庁、瑞草区庁などの担当者が、Naflaが141日間出勤したように偽装していた事実も明らかになり、波紋が起きた。
一審ではNaflaに懲役1年が宣告されたが、二審では「大部分の犯行を自白して反省しており、判決が確定した麻薬類管理法違反(大麻)罪と同時に判決する場合、公平を考慮しなければならない」として、懲役1年2カ月、執行猶予2年に減刑した。
一方、ボーイズグループVIXXの元メンバーのラビは、てんかん患者のふりをして虚偽の診断書を受け取ったあと、兵務庁に提出して兵役を逃れようとした疑惑で懲役1年、執行猶予2年を宣告された。
(記事提供=OSEN)
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