韓国プロサッカーKリーグで再び選手の飲酒運転が発覚した。
Kリーグ2(2部)の釜山(プサン)アイパークは9月12日、飲酒運転を自らクラブに申告した元ユニバーシアード韓国代表MFソン・ホヨン(25)と、前日の11日付で契約を解除したことを発表した。
ソン・ホヨンは10日、飲酒状態で車を運転して器物と衝突し、飲酒運転を摘発されたという。
1999年1月生まれのソン・ホヨンは、嶺南(ヨンナム)大学を経て2020年に釜山に入団。Kリーグ2での通算成績は66試合出場5ゴールで、今季も25試合に出場して1ゴールを記録した。
また、大学時代の2019年7月にはユニバーシアード韓国代表として、イタリア・ナポリで開催された第30回ユニバーシアード競技大会に出場。日本との準々決勝でも先発でプレーしていた。ちなみに、当時の日本のメンバーにはMF三笘薫(27、ブライトン)、FW上田綺世(26、フェイエノールト)、MF旗手怜央(26、セルティック)などがいる。
釜山は発表に際し、「釜山アイパークを愛するファンの皆様にご心配をおかけし、申し訳ございません。これから残りの試合に最善を尽くします」と謝罪していた。
なお、今季Kリーグで飲酒運転を犯したのはソン・ホヨンだけではない。
6月には、Kリーグ1(1部)のFCソウルに所属した元U-23韓国代表DFファン・ヒョンス(29)が飲酒運転を犯したにもかかわらず、その事実を1カ月近くクラブに報告しなかったことが明らかになり、最終的に契約解除となった。
8月にも、Kリーグ1の大邱(テグ)FC所属のフィットネスコーチが飲酒運転をし、クラブに申告して契約解除となっていた。
Kリーグでは近年、選手の飲酒運転が続出している。2023年は一年間だけで3人の選手が摘発されたほか、2022年7月には全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースに所属した日本人MF邦本宜裕(26、現・遼寧鉄人)が“免停レベル”の飲酒運転を犯し、契約解除となった。
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