韓国で急増するCOVIT-19のフェイクニュースと嫌がらせ。偽の感染者も

韓国で大邱(テグ)市や慶尚北道(キョンサンプクド)を中心に、新型コロナウイルスの感染が全国的に拡散されている中、フェイクニュースを流したり、感染者に対する嫌がらせをしたりする事例が急増している。

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大衆の恐怖心を刺激し、疾病管理に混乱をもたらすこれらの犯罪に対して、検察と警察が「厳重措置」を予告した。

大邱市の地検刑事3部は2月24日、新型コロナウイルス感染症(COVIT-19)と関連してフェイクニュースを流した容疑(業務妨害)で、A氏を在宅起訴したと明らかにした。

フェイクニュースを流して処罰を受けることになったのは、大邱、慶尚北道で初めてのことだ。

A容疑者は2月中旬、慶尚北道のある病院を特定し、「新型コロウイルス患者が検査を受けており、近くこの病院が閉鎖される予定だ」という内容の虚偽事実をSNSで流布した疑いが持たれている。

新型コロナウイルスの感染者が増加している韓国

韓国の刑法では、虚偽事実で他人の業務を妨害した者には5年以下の懲役や1500万ウォン(約150万円)以下の罰金に処するようにしている。

大邱地検は最近、新型コロナウイルスと関連した虚偽事実をまき散らして不安感を造成する行為に対して厳しく対処する方針を明らかにした。

これに先立つ2月11日にも、新型コロナウイルス関連の虚偽事実を流布した50代が裁判に持ち込まれた。

春川(チュンチョン)地方検察庁の束草(ソクチョ)支庁は、カカオトークのチャットルームに新型コロナウイルス関連の虚偽を流布した疑い(業務妨害)で、B氏を在宅起訴したと明らかにした。

検察によると、B氏は1月30日午後9時40分に15人が参加したカカオトークのチャットルームに「束草のB病院に新型コロナウイルス感染が疑われる患者2人が入院中だ」という内容の虚偽事実を流布し、病院業務を妨害した容疑を受けている。

2月4日には昌原(チャンウォン)で新型コロナウイルス関連のフェイクニュースを流した20代のC氏が逮捕された。

C氏は先月1月28日、カカオトークを通じて「昌原市の鎮海(ジンヘ)区で新型コロナウイルス感染が憂慮される者が発生した」という内容を流布した疑いを受ける。

C氏が流布した「新種コロナウイルス感染憂慮者発生報告」というタイトルのメッセージには、感染憂慮者に対する「発生日時および場所、感染憂慮者人的事項、発生経緯、措置事項」などが実際の文書のように詳細に書かれていた。

これらはフェイクメッセージだったため、一時、管轄保健所は業務が麻痺するほど電話が殺到したという。

2月22日には光州(クァンジュ)のある大型書店で20代の男性D氏が「私は新天地の信者だ」と話した後、倒れて診療所に護送される騒ぎがあったが、陰性判定を受けた。

警察はD氏が偽患者のふりをしたものと見て、取り調べている。

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